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BUMPやRAD、ミセス等が参加してきた企画「18祭」。Vaundyが本企画のために制作した楽曲は“呼び声”。本稿は楽曲の制作過程が放送される前に執筆しているが、Vaundyが今回参加する1000人の18歳世代に掲げたテーマは「本気」。1000人と同じくらいの年齢でデビューし、本気でポップミュージックを解体し、新たな定義を標榜してきたVaundyらしいテーマだ。弾むような鍵盤の音色と情感のこもったVaundyの歌声にみんなの歌が重なる。ホーンや鍵盤が入った厚みのあるアンサンブルは、ひたひたと不確かな未来に近づいていくかのようにリズムを刻み、温度を上げていく。明確な夢はまだ見つかっていない。不安も勘違いも独りよがりもあるかもしれないが、人生の主人公は紛れもなく自分だと信じ、心の声に従って本気で「何か」に手を伸ばせば状況は変わる。何度も繰り返される全員人による《チェンジ》というフレーズが新たな幕開けを告げる号令のように力強く響く。(小松香里)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年2月号より)
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