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ボーカルとベースが有機的に絡み合うイントロ、軽やかにして鋭利なグルーヴが楽しい平歌、心地よい解放感が広がるサビのメロディライン、突然ジャズの要素が挿入される創造的な展開、そして、ギターとベースのユニゾンによるスキルフルな間奏。新曲“ハレ”は、斎藤宏介(Vo・G)と須藤優(B)の個性、技術、センスがたっぷりと注ぎ込まれた楽曲だ。バンド名の表記をXIIXからTenTwentyに更新して以来、それまで以上に自らがやりたいことをダイレクトに表現するようになった彼ら。その変化を最も端的に示しているのが“ハレ”であり、ポップであることを恐れない姿勢もさらに明確になっている。音楽的な情報がこれだけでも多いのに、聴き心地はすっきり爽やかで、何度聴いても新たな発見があるのもこの曲の魅力。《頭から離れないメロディ》をリフレインしながら、どこまでも自分(あなた)らしく、行けるところまで行こうと呼びかけるリリックにも、現在のふたりのスタンスが表れている。(森朋之)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年1月号より)
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