オーケストラとの共演となったシガー・ロスの来日公演は最高だった。すべてのリソースが「美」と「感情」に費やされているような、お
そろしく純度の高い表現は唯一無二だったと言える。その東京公演初日の翌日、ベースのゲオルグ・ホルムに話を訊くことができた。
『rockin’on』5月号にインタビューが掲載される。「シガー・ロス・オーケストラ」とも言うべき今回の一連のプロジェクトについて、正式なドラマーがいない状態でツアーをやる理由、そして今後のバンドの方向性や『ÁTTA』に続くニュー・アルバムについて、貴重な話をたくさん聞かせてくれた。
ゲオルグは非常に気さくで礼儀正しく、にこやかになんでも喋ってくれるナイス・ガイだった。なかなか個人のキャラクターが見えにくいバンドではあるが、今後はゲオルグさん個人も応援していきたい、と思った次第です。(小野島大)
シガー・ロスの記事が掲載されるロッキング・オン5月号