「次世代のジミヘン」と大注目の天才ギタリスト、15歳のブランドン・"タズ"・ニードラウアーがすごい! 「LIVE MAGIC!」でまもなく来日

「次世代のジミヘン」と大注目の天才ギタリスト、15歳のブランドン・"タズ"・ニードラウアーがすごい! 「LIVE MAGIC!」でまもなく来日

若干15歳の天才ギタリスト、ブランドン・"タズ"・ニードラウアーが初来日を果たす。ブランドンは8歳にして映画『スクール・オブ・ロック』でギターに目覚め、10歳にはすでに全米に名を轟かせていたというのだからその天才ぶりはすさまじい。

今のところ、レコーディングや映像作品はないので動画でその姿を確認するしかないのだが、10歳の時にニューオーリンズで開催されたショーティー・フェスティヴァルでの若手ブルース・ミュージシャン対決ライブに出演し、ジミ・ヘンドリックスの"Voodoo Chile"のセッション演奏に参加していて、これがまた圧倒的なのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=R4wBFHV-PjU

それはテクとかそういう問題ではなくて、もうすでにこの時点で、このセンスがすごいという次元にあるところが恐ろしい。特にこの映像に関しては、ブランドンの演奏がジミ・ヘンドリックスだったら絶対にこう弾くはずだというものにきっちり出来上がっているところがなによりもすごいのだ。


その後、12歳の時には自分をギターに焚きつけた『スクール・オブ・ロック』がブロードウェイ・ミュージカルとして上演されることになり、その初演のキャストにギターのザック・ムーニーハム役として出演を果たすことに。これをきっかけにその名は本格的に知れ渡ることになり、ブランドンのパフォーマンスが基本的にブルースをベースにしているため、特に元オールマン・ブラザーズ・バンドの面々などとの共演に恵まれることになる。

特に元オールマンのデレク・トラックスとスーザン・テデスキ夫妻には目をかけられていて、今年4月のテデスキ・トラックス・バンドのアトランタ公演で"Statesboro Blues"の客演におけるブランドンのパフォーマンスは素晴らしいものになっているし、その姿を見守るデレクとスーザンの佇まいにもどこか感動するものがあった。それだけすごい才能の開花をぼくたちは見届けることになるのかもしれない、という予感を伝えるものなのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=hwq7de09FoU(1:18:19辺りから)

現在ではブランドンは自身のバンドを率いてライブを定期的に行っていて、その姿も動画で散見される。そうした動画にはジェフ・ベックのグラミー賞受賞曲"Hammerhead"や、ビリー・コブハムのバンド(ギターはトミー・ボーリン)やジェフ・ベックの演奏で知られる"Stratus"などの演奏もあり、なんともすでにとんでもない域に達しているのがうかがい知れるのだ。

そのブランドンが今月20日と21日に恵比寿ガーデンプレイスで開催される「Peter Barakan's LIVE MAGIC! 2018」に両日とも出演する。今回はザイデファンクのゲストとしての出演になるが、もちろん、パーラメント=ファンカデリックとの共演もこなしているブランドンにしてみれば、ザイデファンクのニューオルリーンズ・ファンクもお手のものだろう。ジミ・ヘンドリックスやエディ・ヘイゼルのモードのパフォーマンスを聴かせてくれるのか。とても楽しみだ。(高見展)


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