その約半年の間、リリースもメディア露出もなくひたすらツアーに専念していた3人に、久しぶりに存分に語り尽くしてもらった。
基本的にはツアーを振り返ってもらっているのだが、好き勝手に脱線したり、いきなり深い話に入ったり、はぐらかしたり本音を吐いたり、でも最後はとても貴重な発言をしてくれたり、かなり面白いインタビューになっている。
ツアーを終えたばかりの気が緩んだスキを突いたのがよかった、はははは。
アルバム『MAGIC』の曲を全曲演奏し、「ベスト盤以降」の新しいback numberの第一歩を見せつけた『NO MAGIC TOUR 2019』。
だが、アルバム『MAGIC』でも、『NO MAGIC TOUR 2019』においても、僕が強く感じたのはむしろback numberの「変わらない」部分だった。
back numberとはなにか、ということを以前よりもさらに深く確かなものにした──それがアルバム『MAGIC』と『NO MAGIC TOUR
2019』だったのではないかと、僕は今では思っている。(山崎洋一郎)