前回の単独公演の時とはセットリストもアプローチも全く違う印象だった。
単独公演はスタンダードをディラン流の正統性で聴かせる、という曲目と姿勢だったが、
今日は明らかにフェスモード、もっと言えばロックンロール・モードだった。
代表曲を何曲もセットリストに盛り込んでくれて、それをいかにして歌っているのかをLEDビジョンで何万人もの人達に明かす、そのこと自体にドキドキするような事件性があった。
そしてその歌は、感想すらとても言葉にできないほどの、圧倒的ななにか、だった。
すごくつまらない評論家的なコメントかもしれないかど、今年のフジロックはケンドリック・ラマーとボブ・ディランがやはり別格だったと思う。
ボブ・ディランをフジロックで観た
2018.07.29 23:05