DNAという言葉がこの2つのバンドをつなぐ言葉として最もふさわしいと思う。
リンキン・パークと同じDNAを受け継いだ日本の新たな世代のバンド、それがONE OK ROCKであると言っていいと思う。
それはジャンルやサウンドスタイルのことを言っているのではない。
音楽に向き合う姿勢、バンドのあり方、に関してである。
怒りやネガティヴな感情を音楽の爆発力に変換して、聴く者の心を捉えるその力。
ヘヴィーなロックを今の時代のユニヴァーサルな音楽としてどう構築し、鳴らすかという発想。
それを実現させるために、過去のスタイルにこだわらず大胆に変貌を遂げ、ファンからの期待を超えた地点へと挑戦するその姿勢。
そしてそれを見事に成功させシーンの頂点に立ち続けているという圧倒的な力量。
ONE OK ROCKとリンキン・パークは、共通するDNAを持ちながら現代のロック・シーンを変革し続けている日米の代表選手なのである。
その2バンドが初めて一緒にツアーすることになった。
11月2、4、5日リンキン・パークの来日公演を前に、アメリカでも7月27日から8月5日まで4ヵ所で共演することが発表された。
そんな絶好のタイミングで、ロッキング・オンではチェスター&マイク+Takaの表紙巻頭対談をお届けする。
挨拶もそこそこに熱いロック談義に突入し、しかも日本もアメリカも共通した「ロック・シーンの変わり目」をいま迎えているというテーマは非常に面白い。
貴重なフォトセッションとともに楽しんでいただきたい。
編集長 山崎洋一郎
(6月1日発売、ロッキング・オン巻頭特集リード文より)
リンキン・パーク×Taka(ONE OK ROCK)のロック頂上対談がロッキング・オン表紙巻頭に!
2017.05.15 18:11