デンマークが誇るヘヴィネスの至宝:ヴォルビート。切迫したエネルギーが渦巻き、リフの嵐が吹き荒れる衝動の新作9thについてインタビュー

デンマークが誇るヘヴィネスの至宝:ヴォルビート。切迫したエネルギーが渦巻き、リフの嵐が吹き荒れる衝動の新作9thについてインタビュー

現在発売中のロッキング・オン7月号では、ヴォルビートのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「ライブの一発勝負という感覚を再現したくて、ライブと同じ条件下でレコーディングしたからね。だから、ミスやボーカルの音程が外れていても、そのまま残しているんだ。結果、ピュアでフレッシュで生々しい臨場感が出たんじゃないかな」



●前作以降、あなたは喉の手術を行いましたが、調子はいかがですか?

「とてもいい感じだよ。過去に3回手術していて、前作の前と今作のレコーディング前にも手術を受けた。喉を休めるために1年休養したことも良かったと思う。その間にアズインヘルというオールドスクール系デスメタルのプロジェクトを立ち上げて、徐々に声が戻って来たから歌い始めたんだ。今回の歌入れが無事に終わった瞬間、胸を撫で下ろしたよ。しかも歌声には大満足してるからね」

●そして、2023年6月には元アンスラックスのロブ・カッジアーノ(G)の脱退もありましたね。 

「結婚生活と同じで、最終的にバラバラの道を歩むことになった。それで友人のフレミング・C・ルンドの力を借りたんだ。アズインヘルで一緒にやったし、フレミングは今作でもリードギターを弾いていて素晴らしい仕事ぶりだよ。彼とは15、16歳からの付き合いで気心の知れた仲だからね。とりあえずこの1年間はこの4人体制でやって、その先はツアーが一段落した頃に考えるつもりだよ」

●今作はアズインヘルで行った活動から刺激を受けた部分もありますか?

「アズインヘルではフロントマンではなく、ギターに徹して、小さなクラブを回る体験がすごく新鮮だった。それからヴォルビート用に新曲を書き始めたときに一周回って、ゼロから自分たちのスタイルを開拓しようと思ったんだ。パッションとインスピレーションを前面に押し出すスタイルに立ち返りたくてね。16、17歳の頃の純粋な感覚で再び音楽に向き合おうと。それで最初にできたのが“イン・ザ・バーン・オブ・ザ・ゴート・ギヴィング・バース・トゥ・サタンズ・スポーン・イン・ア・ダイイング・ワールド・オブ・ドゥーム(滅びゆく運命の世界でヤギがサタンの落とし子を産み落とす納屋にて)” なんだ。曲名をメンバーに見せたら大爆笑で、内輪ウケみたいなノリもあったからね。カスパー・ボイエ・ラーセン(B)がこの曲のサビはどこ?って尋ねてきたからね(笑)。サビが始まる寸前まで焦らして、半ば意味不明の前フリが延々と続くという。それをスタジアムで演奏してる絵を想像して爆笑しながら作ったんだ。この曲が象徴的で、普段は曲構成を中心に考えるけど、あえて別のアプローチを意識したからね」

(以下、本誌記事へ続く)



ヴォルビートの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

デンマークが誇るヘヴィネスの至宝:ヴォルビート。切迫したエネルギーが渦巻き、リフの嵐が吹き荒れる衝動の新作9thについてインタビュー
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on