現在発売中のロッキング・オン5月号では、FUJI ROCK FESTIVAL ’24を主催するスマッシュ社長 佐潟敏博氏のインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より(インタビュアー:山崎洋一郎)。
「今年、苗場での開催が25回目です(フジロックとしては27回目)。
こんなに続くと思っていなかったですけどね(笑)。
97年にはじめたとき、みんな潰れると思ったでしょ、うちの会社(笑)」
●なんとシザが決まって、やった!って感じです。今年のフジロックに関して、順に訊いていきたいんですが、まず、ブッキングはどのように決まっていったんですか?
「最初に決まったヘッドライナーは、実はノエルなんです。第1弾でノエルも一緒に発表しようと思っていたんですけど、事情があって急遽前日にノエルを外すっていう。もともと11月ぐらいには決まっていたんですよ」
●じゃあノエルを一日ヘッドライナーにして、そのあとは?
「1月ぐらいに、ひとりのアイデアでクラフトワーク面白いんじゃない?って話し始めたら、とんとん拍子で決まっちゃいました」
●ナイスアイデアですね。
「そうですね。クラフトワーク自体、出たことがないので。野外ではなかなか観られないので、どんなステージになるか期待しています」
●あの苗場の夜にクラフトワーク。それだけでアート作品ですよね。
「そうそう(笑)。雨が降らなければ」
●確かに(笑)。でも、それが1月の時点?
「ほんとはシザの代わりに、別のアーティストが動いていたんだけど、1月の頭ぐらいにそれがなくなって結構慌てていたんです。で、クラフトワークが出てきて、とんとん拍子で決まり、2月9日はヘッドライナーふたつ発表できると思っていたら、一個しか発表できなくって、最初はちょっと躓いた感もあったんですけど」
●クラフトワークもすごいけど、今のシザをとれたってすごいですよ。
「毛色は違いますけど、去年リゾがエンタテインメントとしてすごく優秀なライブで、こういうアーティストも入れていかないとって思ったんです。女性アーティストっていうところでいうと、それが今年はシザになるかなって」
●でも、リゾは確かにアメリカではすごい存在だし、日本でも人気は高いんだけど、フジロックにリゾってめちゃくちゃ求められている存在ではなかったじゃないですか。
「うちも、リゾはどうなのか?って意見もあったんですけど、発表した直後にグラミーとったじゃないですか。あれでガーンとリゾの扱いも変わったんですよね」
●そういうのを入れていくフジロックって、すごくいいと思います。洋楽系のアーティストで、幾つかピックアップしようと思うんですけど。話題的には……。
「ベス・ギボンズ?」
●俺的にはターンスタイルなんだけど、話題的にはベス・ギボンズなのかな。
「そうですね。ポーティスヘッドでは来日公演をしたことがない」
●これはバンドで来るんですか?
「まだ詳細ははっきりしていないですけど、たぶんバンドだと思います」
(以下、本誌記事へ続く)
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