大物アーティストの来日が続々と決定・開催されている昨今、なんとブルーノ・マーズの緊急来日公演までもが発表されてしまった。10月22日、23日の京セラドーム大阪、及び10月26日、27日の東京ドームという近々の日程ではあるけれど、どどんと東西でドーム計4発という大型スケジュールである。
前回来日時の2018年は、さいたまスーパーアリーナの4デイズ。それでも大型公演ではあったものの、初のドームツアーとなる今回は、ようやく本来の人気に相応しい規模感へと到達したと言えるし、まさに日本の多くのファンによる支持の賜物だろう。ゴージャスにしてグルーヴィーな、世界最高峰のポップエンターテインメントが、もうすぐそこに迫っている。
アンダーソン・パークと結成したシルク・ソニックのレジデンシー公演(@ラスベガス)を2月から8月までたっぷりと繰り広げたあと、ブルーノはすぐさま自身のライブ活動を再開した。とは言え、今回はアジア/オセアニア圏のスケジュールが大々的に組まれているわけではなく、10月にオーストラリアで2公演を行ったのちにジャパンツアーを繰り広げる予定となっている。
新作をフォローするツアーではないし、ブルーノ自身にとっても急遽決定した来日のようだ。ましてやここ数年の彼は、シックやエド・シーランとの共作や前述のシルク・ソニックなど、コラボ仕事に大きな比重を置いていたわけで、現在はおそらくソロ活動の新たなフェーズへと向かう貴重なタイミングである。グレイテストヒッツ満載のライブとなるのか、はたまた未発表の新曲が披露されるのか、パフォーマンス内容も非常に気掛かりだ。
この上なく雄弁な歌唱・演奏力と、ジェームス・ブラウンやマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるダイナミックなダンスパフォーマンスに裏付けられたライブの素晴らしさは、世界中のファンを熱狂させてきたとおりに折り紙付き。秋の日本列島に熱風を呼び戻すようなステージが期待できる。ぜひ万難を排して、ライブ開催当日に備えてほしい。(小池宏和)
ブルーノ・マーズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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