明日発売のCUT12月号に綾野剛さんのインタビューを掲載しています!
12月19日公開の主演映画『星と月は天の穴』。2023年の『花腐し』以来、2度目の荒井晴彦監督作品です。舞台は1969年、東京。しっとり湿った世界の中で、小説家の中年男・矢添としてぽつりと存在していた綾野さん。若く美しい女性らと情事を交わしながら悠々と孤独をもてあます矢添の姿は、美しいようで、滑稽なようで、なんとも趣深い──そんな世界を立ち上げた荒井さんの脚本の「言葉」の素晴らしさを、熱をこめて話してくださいました。曰く、“耳で観る”映画となった本作について、以下インタビューの一部をお届け。
──この作品のオファーが来た際の第一印象を教えてください。
──それらは本来、普通のお芝居では必要とされることだったりしますよね。お話をいただいたときは、「頑張らせていただきます」と。脚本を拝読して、矢添というキャラクターは、目で観せるのではなく、耳で観せることが重要になってくるのではないかと感じました。セリフに書かれた表現を具体化しない、表情化しない、雄弁さをなくす。そういった点を意識しました
映画の中で、矢添の小説の主人公・Aも演じている綾野さん。傍目には少し滑稽なAについては、こんなふうに語ってくれました。作品によっては必要かもしれません。僕は、表現過多も好きですし、その真逆の、表現を抑制したものも好きです。今作は感情も、表情も、表現もすべてセリフに書かれていたので、それを肉体で過多に表現する必要はないと考えました。それが一番シンプルに、物語を編むセリフになっていくと思えたので
他にも、芝居の「声」の絶妙なチューニングについて、荒井作品が自身にもたらすものについて、じっくり伺っています。Aは変な人です。ユニークで、大真面目で、ど真ん中を走っている感じがむしろおかしく感じるという。Aの相手をしてくれた岬あかりさんが演じるB子は、おそらくこの作品の中で一番ナチュラルで普遍的、だから余計に、Aのおかしさが浮き彫りになる。彼のユニークさだったり、化石男とも取れる精神の硬化だったりに、最初は岬さんも戸惑っていましたから、「ごめんなさい、気持ち悪くて」と謝りました(笑)
もちろん撮り下ろしポートレートも掲載! ここでも削ぎ落とされたモノクロームな世界にひとり佇んでいただきましたが、その存在感たるや。インタビュー全文とあわせてぜひお手元でご覧ください。(田畑早貴)
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