ついにフジロックの第1弾アーティストが発表された。3年ぶりに海外ミュージシャンが苗場へ戻ってくるのだ。
各日のヘッドライナーはジャック・ホワイトとホールジー、そしてもう1組はこれから発表される。フジの歴史を共に作り上げてきたベテランアクトから、これが初来日となる新進気鋭のアーティストまで、大充実のラインナップに喝采の声をあげた洋楽ファンは多いだろう。本当に嬉しい前進だ。
昨年フジロックは大きな岐路に立たされた。感染対策を徹底し、しっかり自治体と連携した上での開催ではあったが、世間からはバッシングの声も寄せられた。それでも「KEEP ON FUJI ROCKIN’」のメッセージのもと、参加者、国内アーティスト、スタッフが一丸となり、苗場の祝祭空間は守られた。日本のロックフェスの先駆けであるフジが、あの状況下でも無事に開催できた意義はとても大きい。
そんな試練を経た今年、真っ先に掲げられたメッセージは「特別なフジロックから、いつものフジロックへ」だ。引き続き感染対策を講じながら、僕らが知っているあのフジロックを目指し、新たなフェーズに挑戦するという。海外勢を含めた今回のラインナップ発表は、その大きな成果のひとつだろう。
そんなフジロックを真正面から応援すべく本特集を企画した。まず主催のスマッシュにはフェスの運営からアーティストブッキングまで、今年の大方針について取材をした。さらに出演アーティストの解説を中心にその見どころを徹底ガイドする。当日に向けて、是非期待感を高めてほしい。
2022年夏、日本の2大洋楽フェスであるフジロックとサマーソニックが大復活を遂げようとしている。(徳山弘基)
<コンテンツ紹介>
★フジロック 2022最前線ルポ
★FUJI ROCK FESTIVAL'22 LINEUP フジロック徹底予想
FUJI ROCK FESTIVAL'22の特集は、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。