FAITH NO MOREを観た! マイク・パットン、「オーエドーオーンセンモノガタリ!」と 叫んだ
2015.02.19 08:50
昨日、アンテマスクとフェイス・ノー・モアのジョイント・ライヴをStudio Coastで観た。
昨年のサマソニ公演では「俺はカニエ・ウェストのスタイリストだ」という意味不明のキャラを終始演じていたセドリックだが、昨日のセットはおふざけなし。
終盤に長めのジャムをかますなど、とにかくタイトでエネルギッシュなアンサンブルで会場をヒートアップ。
サマソニ公演のときと同様、とにかくオマーが楽しそうにプレイしている姿に嬉しくさせられるセットだった。
そしてフェイス・ノー・モア。前日のショウではキーボードのトラブルがあったらしいが、この日は順調。
なぜか豪華な生け花で装飾されたステージに、おそろいの白い上下で登場したバンドは、2曲目でいきなり"EPIC"をかましたり、アンコールにヒカシューの巻上公一を招いたり、相変わらず一筋縄ではいかない強烈なセットを披露。
当初再結成したときは、わりと一時的なことで長くは続かないと言ってたが、あれから5年も経つわけで、メンバーのケミストリーも恐らく解散前より上手くいってるようで、パフォーマンスも隙がない(特にマイク・ボーディンのドラムが圧倒的)。
マイク・パットンのイカレっぷりも健在で、下ネタあり、観客へ「ファック・ユー」と挑発あり、うん、素敵だった。
どうやら、ライヴの前に「オーエドーオーンセンモノガタリ!」に行ったらしくて、本人もすごくスッキリしているよう。
『エンジェル・ダスト』から2曲しかやらなかったのは個人的には残念だったけど、まさかまた観れるとは思ってなかったバンドなだけに感動しました。
5月に発売される新作も素晴らしいんで、ぜひ、また来て欲しい。
どうでもいいけど、FNMの前に流れていたBGM、Aphex Twin、Stereolab、Grandaddy、Teenage FanclubにThe Smiths、The Las、The B-52sって、なんか自分が大学時代に作ったミックステープを聴いているかのようで、楽しめました。(内田亮)