ロッキング・オン7月号の1枚:ジェイク・バグ

ロッキング・オン7月号の1枚:ジェイク・バグ

現在発売中のロッキング・オン7月号。
渋谷陽一によるジミー・ペイジのインタヴューを筆頭に、レッド・ツェッペリン最初の3枚のリマスター盤を徹底的に解析した表紙巻頭特集は、嬉しいことに大好評をいただいております。

そんなロックで硬派な1冊の中、一際ホロリとさせられるのが、藤原江理奈さんが撮ったジェイク・バグのこの写真。
これまでジェイクの撮影には3回立ち会っているが、居心地悪そうに棒立ちするのが彼のデフォ。
お願いしても、ポーズどころか笑顔さえも断じて拒否される。
それこそ、まさにロックで硬派なジェイクなわけで、初めて試みた野外撮影でもそのスタンスは変わらず。
しかしそんな中、藤原さんが塀の上から伸びている松の葉を掴むようにお願いしたら、なんと応えてくれたのだ!
とはいえ、それはホントに一瞬の出来事で、ふと我に返ったジェイクは、「いや、ムリだな」とまた普段のムッツリ顔に戻った…‥だが、なんと藤原さんは捉えていたのだ、その一瞬を!
それがこの奇跡の1枚なのだ。

他ではなかなか見ることないジェイクの胸キュン写真、アンケートハガキによるところ、かなり受けています。
今度、会ったとき、この写真を見せて、もっとこういう写真を撮るべきだ、と説得したいところだけど、まあ、無理だろうな。
逆になんでこんなの使うんだよ、と怒られたりして。
いや、でも、実際に会うと、スウィートで面白いやつなんで、そういう側面ももっと知ってもらいんですよね、ホントに。
特にこの日は取材が終わったらフットサルをやる予定だったらしくて、めちゃくちゃ浮き浮きしていたし。
「フットボールやるために、ユニフォームまでみんな持ってきたんだぜ。日本のチーム(クリエイティヴマン)には絶対に負けないよ」って意気込んでいたのが、実に20歳の若者って感じで、なんとも可愛らしかった。
ライヴでは百戦錬磨のヴェテランのオーラをぷんぷん発揮しまくるのに。(内田亮)
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