Fear, and Loathing in Las Vegas、初の武道館で見せた未来

Fear, and Loathing in Las Vegas、初の武道館で見せた未来

アルバム『Feeling of Unity』のツアーファイナルにして、関東圏初のワンマンが武道館。凄まじい勢いで獲得した支持の大きさと比例して、ラスベガスはバンド史上もっとも過酷な季節をくぐり抜けてきた。それを、ありのままに叩きつけるライヴだった。

ラスベガスの音は、最高峰のダンスロックである。あれだけ、ハードテクノやハウスのレイヴ感、チップチューン風のエレクトロまで食い散らかして、バンドの生々しいグルーヴと感情を乗せた轟音が立ち上ってくるサウンドは、世界でもなかなかお目にかかれない。

新作のタイトルどおり、一体感こそがテーマだったというツアーの締め括りに、彼らは武道館できっちりとそれを描き出した。過酷な時期を支えたファンを巻き込み、感謝も歓喜も未来に向けた思いも、すべて音で表していた。光と音の洪水の中で踊りまくっているのに、ひたすらドラマチックなのである。

紛れもなく、ロックバンドのステージだった。後日アップのライヴレポート書きます。(小池宏和)
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