アンコールで、感情が溢れ出した永原真夏がメンバーに泣きながら叫んだ。
「大人になったらまたバンドやろう!」
それこそ、SEBASTIAN Xが、まなっちゃんが、ようやく見つけた「結論」だったんだと思う。
文字通り命を燃やして約3時間。すべてを置いていくようなすさまじいエネルギーを発しながら、セバスチャンは音を鳴らしていた。たぶんこのツアーは彼らにとってこのバンドで音を鳴らす意味と向き合い続けたツアーだったのだろうし、ファイナルの今日、そのすべてがメッセージになって、赤坂ブリッツいっぱいの人の心を震わせた。
まなっちゃんは“DNA”を歌う前に何度も「今しかないんだ」と叫んでいた。それはセバスチャンがずっと歌ってきたことだけど、その言葉が、これほどヒリヒリした実感をもって伝わってきたことはなかった。本当にここには「今」しかなくて、セバスチャンの4人はその「今」に全部を刻みつけて、そしてステージを降りていった。
これがSEBASTIAN Xだ、という答えをどかーんと見せつけられるようなライヴ。最高にかっこよかった。
終演後、メンバーの写真を撮りたいなと思ったんだけど、彼らを労う人の波でメンバーが散らばっちゃったんで、こんな感じになっちゃった。
とにかく、SEBASTIAN Xのみなさん、おつかれさまでした。
またいつかどこかで!
活動休止前最後のライヴ、SEBASTIAN Xは今まででいちばんSEBASTIAN Xだった
2015.04.30 23:15