公開まで秒読み体制に入った『ダークナイトライジング』の13分間のメイキング映像が公開されました!
こちら。
さらにけっこう筋が分かってきたのですが、下に超簡単な大筋だけまとめました。ネタバレになるので知りたくない人は以下読まないでください。
これまでにわかったあら筋としては、『ダークナイト』から8年後のゴッサムシティが舞台となり、街は一見「平和」なのだが、それはウソを元にした仮の平和であるということ。
バットマンにとっては、自分に用がなくなったということは一応は街のためには幸せなことではあるのだが、しかしそんな街にやはり本当の悪が訪れてしまう。だから、全盛期に比べると年を取ってしまったバットマンが、再び闇から這い上がらなくてはいけない時がやって来る。
その本当の悪というのが、ベインであり、彼は、知的であるのみならず、体力的にも、バットマンを上回る力を持っている最強の敵。
これは私の予想だが、この物語の最後を飾るシーンは、NYのウォール街で撮影されているので、つまりベインが象徴する悪とは恐らく、ウォール街のすぐ近くで起きたテロか、または、正にウォール街で起きた金融業界における悪。圧倒的な暴力でありつつ、かつ思いきり知的な行動であったそれらの悪を表し、つまり、それが現代における悪の象徴ということなのだと思うのだ。
かつてのスーパーヒーローが戦った悪に比べて、あまりに複雑なこの悪を倒し、”ライジング”するために、現代のスーパーヒーロー、バットマンに要求されることは一体何なのか?それが物語のテーマとなっているのだろう。
さらに、その悪とは、NYの金融街で起きたものだけでなく、恐らく今日本に起きている一筋縄ではいかない問題にもきっと通じるところがあるはずだ。つまり、最新作は、3作の中で最も今を描いた作品となっているはずなのだ。
そういえば、最後のシーンを撮影する時に、オキュパイ運動を行っている人達を実際に映画のエキストラで使おうとまでしていた。クリストファー・ノーラン、かっこ良すぎる!!!!
というわけで、我々を救ってくれるのは、バットマンあなただけです。どうか解決策をよろしくお願いいたします!