今日から開始のフジロック、今年もAmazonで配信。最終日出演ミツキのインタビュー番外編紹介。椎名林檎の大ファンと語る。

今日から開始のフジロック、今年もAmazonで配信。最終日出演ミツキのインタビュー番外編紹介。椎名林檎の大ファンと語る。

今日から開始するフジロック。今年もAmazonで配信される。スケジュールはこちら。

この中でも注目したいのがミツキ。最終日のホワイトステージで、初めてのヘッドライナーを務める。マッシヴ・アタックと時間が重なっているのは残念だが、現地に行く方はどちらを選ぶのだろう。

ネタバレになるのであまり詳しくは語らないが、今回の『Nothing's About to Happen to Me』ツアーは、ここ数回のツアーの中でも最も開かれたステージなっているし、全体的にタフさも増している。フェスのヘッドライナーを務めるには、最高のタイミングだと思う。

アルバムを作り始めた当初は怒りがあふれていて、ロック・アルバムを作ろうと思っていた、というところから始まったこととも関係しているかもしれない。また、ミツキのボーカルがこれまで以上のパワーを発揮しているので、それがフジの夜空に鳴り響いたら最高だ。

そして、楽しみにしてほしいのがライブの始まりの瞬間。これは世界ツアーの中でも、日本のファンだけが分かる内容になっている。一緒に歌えば、日本だけで起きる素敵な現象になるはず。アルバムのジャケットを思い出すと完璧なのだ。

今日から開始のフジロック、今年もAmazonで配信。最終日出演ミツキのインタビュー番外編紹介。椎名林檎の大ファンと語る。

ミツキにはアルバム発売のタイミングでインタビューしたが、そこでは掲載できなかった部分があるので、ここでは「番外編」として紹介したい。とりわけ、椎名林檎への憧れについて語っていた箇所を。

以下、番外編。

⚫︎去年の『Interview』誌で、椎名林檎が好きだと話しているのを読みましたが。
「そう!」

⚫︎彼女に会ったことはあるのですか?
「まさか!ない、ない、ない(笑)。ええと、彼女のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』が出たとき、私はちょうど日本に住んでいて。CDショップで試聴サンプルを聴いたんだけど、その時のことが忘れられない。当時はまだ、CDショップでヘッドフォンを使って試聴する時代だったから。本っ当に衝撃を受けたの!

それで、私はそれ以来ずっと、あの音を追いかけてきた気がする。彼女は、そういうことを本当に見事にやってのけるから。いろんなオーケストラ楽器や、たくさんのテクスチャーを全部混ぜ合わせて。ああいう音作りにかけては天才だと思う。彼女と、それからビョークも。私は10代の頃からずっと大ファンで。

でも、たぶん彼女には一生会えないと思う。怖すぎて無理。絶対会えない(笑)」

ちなみに「怖すぎて」というのは、椎名林檎を怖いと言っているわけではなくて、ミツキ自身が緊張しすぎてしまうので無理、という意味だ。念のため。

ここで触れている前年の『Interview』誌の記事は、アメリカの人気コメディアン、パティ・ハリソンとの対談。そこでも、ふたりはお互いに椎名林檎が大好きだと語っていた。

内容は以下の通り。

パティ:どこかで、あなたが椎名林檎が大好きだと言っているのを読んだけど。

ミツキ:そうそう。椎名林檎が大好き。彼女のライブ映像見たことある?怖いもの知らずだから。

パティ:私も椎名林檎が大好きで、まさにその話をしようと思っていたところ。特に東京事変のライブが、すごくアレキサンダー・マックイーンっぽくて。ものすごく装飾的で、彼女は布を巻きつけた大きな鹿の角をつけている。自分もいつか、演出は不必要なほど豪華なのに、内容はひたすら平凡なスタンダップショーをやってみたい。あなたも、ものすごく豪華な衣装でライブをやってみたい?


ミツキ:それはどうかな。これまでは、服を着たまま動いたり汗をかいたりできることを重視してきたから、実用性が大事だった。もしかしたら、あまり動かなくなれば変わるかもしれない。たとえば、ビョークの衣装は年を重ねるごとに、どんどん手の込んだものになっている。自分もいつか動くのをやめざるを得ないのかは分からないけど」

私が行ったインタビューでは、前作『The Land Is Inhospitable and So Are We』収録の“My Love Mine All Mine”がTikTokチャートで1位となり、長年のファンに加えて新世代のファンもライブに駆けつけ、追加公演がいくつも行われたことについて聞いた。

しかし、SNSとは距離を置いていて、ミツキは「私にとって本当に”現実”だと感じられるのはライブで演奏すること」だと答えていた。

「レーベルは大興奮だった。でも、私は、ただ自分なりのやり方、つまりSNSと距離を置くやり方で活動している。もしかしたら、それがベストな向き合い方じゃないのかもしれない。でも、これが自分の人生を健やかに保つために身につけた方法だから。

外の世界の反応を、あまり見ないようにする。そうしないと、生きるのがつらくなってしまう。世界のあちこちに自分の意識が飛ばされて、いろんな人の意見にさらされているような感覚になると、自分の人生をちゃんと生きていない気がしてしまう。頭の中がかき乱されてしまうから。

だから、批判でも称賛でも、どちらも私の心を揺さぶってしまう。どちらも同じように。私は基本的にそれらを遮断するようにしている。もしかしたら良くないのかもしれないけれど、今のところ、それしか対処の仕方を知らないから。

私にとって本当に“現実”だと感じられるのは、ライブで演奏して、目の前にいる人たちの反応を見ることだけ。それだけが、確かな実感を与えてくれる」

ミツキはアメリカツアーを行った際、アルバムやMVの世界観を再現した、アンティークに囲まれたポップアップも開催していた。

今日から開始のフジロック、今年もAmazonで配信。最終日出演ミツキのインタビュー番外編紹介。椎名林檎の大ファンと語る。 - pic by AKEMI NAKAMURApic by AKEMI NAKAMURA
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ご存知の方も多いと思うが、ミツキはフジロックの後は単独公演も行う。チケットは売り切れていたようだが、2階の立ち見席が急遽発売されることになった。フジロック行った方も、行けなかった方も必見だ。
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