来日ツアー中のジャック・ホワイトだが、3月15日、東京の豊洲PIT公演でなんとロックの神様にお礼を言いたくなるような奇跡が起きた。アンコールでパール・ジャムのエディ・ヴェダーが登場しジャックとニール・ヤングの“Rockin' in the Free World”を共演したのだ。エディが日本でステージに立ったのは、2003年以来。つまり22年ぶりとなる。
ジャックのインスタでこの超貴重な瞬間の映像と写真を公開している。
https://jackwhiteiii.com/live-photos/
こんなことが起きたのは、色々な偶然が重なってのことだと思うけど、何より恐らくメジャーリーグ東京シリーズのおかげだと思う。
ジャックとエディは、大の野球好きで、ジャックは前もブログに書いた通りだし、エディは、シカゴ・カブスの大ファンで、それはパール・ジャムのドキュメンタリー『Pearl Jam: Let's Play Two』などでも描かれている。
エディはシカゴ・カブスの曲“All The Way”も書いているくらい。
なので、これは人に教えてもらって分かったのだけど、シカゴ・カブスにも日本選手がいて、今回LAドジャースの対戦相手に選ばれたおかげで、エディが今回日本まで野球を観に来ることとなり、ジャックのステージで共演することになったのだと思うのだ。
しかも、ちょっと前にも書いたけど、『サタデー・ナイト・ライブ』50周年のライブイベントが、ちょうど1ヶ月前の2月14日に開催され、そこにジャックもエディも出演。ニール・ヤングの“Rockin' in the Free World”は通常エディ・ヴェダーがよくカバーする曲だけど、この日エディは、『サタデー・ナイト・ライブ』だからということで特別トム・ペティのカバーをしていた。それでジャックが珍しくニール・ヤングの曲をカバーしたばかりだったのだ。
だからこの日も2人でこの曲をやるのは、すごく自然な流れだったのだと思う。全て私の勝手な憶測だけど。
エディは、東京ドームで試合を楽しむ姿が目撃されている。ジャックのバンドメンバーのドミニク・デイビスも投稿。立ち上がっているのがエディ(笑)。
エディは、ジャックが行ったフェンダーのイベントにも行ったよう。そこで、東京初日の前座だったおとぼけビ〜バ〜のギタリストであるよよよしえさんになんと2人でギターをセットしてあげるという、ロックの神に囲まれているようなありえなく貴重かつほっこりする光景まで見ることができた。
野球のおかげか、2人がいつも以上にリラックスしているような気がするのも嬉しい。
ジャックは、17日に突然発表して渋谷のヒステリックグラマーで特別ライブも行なっている。
またこれは予定していた通りフェンダーでもイベントを行なっている。楽しみながらも、いつものように時間を全く無駄にしていないのがさすがジャックだ。
エディは、これを機にパール・ジャムで、または無理だったらソロでぜひ来日して欲しい。
ジャックのライブは今日17日が最終日。東京の初日のセットリストを見る限りでは、ちょっと変化球気味の内容だったので、最後王道の内容で締めくくるのではと思ったりする。このセットリストが完全に正しいかどうかは不確かだけど。
ぜひお見逃しなく! ジャックありがとう! また来てください。
https://smash-jpn.com/jackwhite2025/