毎年恒例北米最大の映画祭にして、オスカーの前哨戦が始まるトロント映画祭のラインアップ第一弾が発表された。
去年、この映画祭で観客賞を授賞した『グリーンブック』は、オスカーで見事作品賞を授賞している。今年も、早速話題作が盛りだくさんで期待が高まる。
1)まず何より注目されているのは、ホアキン・フェニックスが主演を務める『Joker』だ。これまでジャック・ニコルソンからヒース・レジャーなどが名演を見せてきた役だが、同じく天才俳優と言えるホアキンがいかに挑むのか。ティーザーからも、すでに彼ならでのは独特の世界観がうかがえる。超期待!
https://twitter.com/jokermovie/status/1113425942574034945
2)トム・ハンクス主演『A Beautiful Day In The Neighborhood』。アメリカで一番愛された子供番組のパーソナリティMr. Rogers。彼を演じるなんて無理だろうと誰もが思ったが、アメリカで一番愛されている俳優トム・ハンクスによる予告編が公開され、彼ならできると早速大絶賛。
https://twitter.com/ABeautifulDay/status/1153288588794060800
3)ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス他超豪華キャストが出演する、ライアン・ジョンソン監督による殺人ミステリー『Knives Out』。
https://twitter.com/rianjohnson/status/1146086375155888128
4)JLO主演でカーディ・Bからリゾまで出演。実話を元にしたNYのストリッパー対ウォール街の物語『Hustlers』。
https://twitter.com/HustlersMovie/status/1151340751160324096
5)ピューリッツァー賞受賞小説の映画化。アンセル・エルゴート主演作『The Goldfinch』。
https://twitter.com/GoldfinchMovie/status/1133780112791334913
6)レネー・ゼルウィガーがジュディ・ガーランドに挑む『Judy』。
https://twitter.com/JudyGarlandFilm/status/1148222705411534851
7)ブルース・スプリングスティーンの初監督作。厳密にはThom Zimnyと共同監督となるが、最新作『Western Stars』のツアーを行わない代わりにライブ演奏を主体にしながら物語が語られる同タイトルが世界初上映される。
8)映画祭の開幕に上映されるのは地元カナダのヒーロー、ロビー・ロバートソンのドキュメンタリー映画『Once We Were Brothers: Robbie Robertson and the Band』。
ONCE WERE BROTHERS: ROBBIE ROBERTSON AND THE BAND marks the first time a Canadian documentary has opened the Festival. Say hi to Robbie Robertson, frontman of The Band (and Canadian icon). 👋 #TIFF19 pic.twitter.com/AYXRmA1Mxm
— TIFF (@TIFF_NET) 2019年7月18日
その他、スティーブン・ソダーバーグ監督『The Laundromat』、ノア・バームバック監督『Marriage Story』、タイカ・ワイティティ監督『Jojo Rabbit』、ジェームズ・マンゴールド監督、マット・デイモン&クリスチャン・ベール主演『Ford v Ferrari』などなど興味深い作品が目白押し。
日本の監督では新海誠監督『天気の子』の上映が決定している。
トロント映画祭は9月5~15日まで。映画祭の公式サイトはこちら。