デヴィッド・ボウイの写真をジャケ写などでも撮り続けてきたカメラマンSteve Schapiroが写真集“Bowie”(powerHouse Books刊)を4月20日に発売する。日本でもアマゾンなどで買える。
この写真集は去年から発売が予定されていたそうで、カメラマンもまさかボウイが亡くなるとは思っていなかったという。なので、去年コメントをお願いしたところ、事務所から「写真集の成功を祈ります。春が楽しみです」というボウイが伝えてくれと言ったとメールで送られてきたそうだ。
Steve Schapiroは、これまでにボウイのジャケ写などを撮ってきたので、中には見たことがある写真も多いかもしれない。しかし、今回はその時に撮影されて、未発表だった51枚もの写真が収録されている。写真集は約100ページですでに見せてもらったのだが、どれもあまりに美しくてため息が出てしまう。公開してくれてありがたい。写真についてカメラマンは以下のように説明している。
1)ボウイがタバコを吸っている写真。
ボウイが『地球に落ちて来た男』の撮影中に休憩して、タバコを吸っている時に撮ったもの。1975年ニュー・メキシコにて。この写真は、ローリング・ストーン誌の表紙になった後にとても有名な写真となった。
2)座っている写真
僕が一番好きなボウイの写真の1枚。この写真の彼の手が好きなんだ。1975年LAで撮影。
3)背景が緑の写真
ピープル誌の写真撮影で撮ったもの。僕らは敢えてこの緑色の背景を選んだんだ。雑誌の表紙とはしては最悪な色だと思えたからね。1974年LAで撮影。
4)ゴーグルとバイクの写真。
デヴィッドがゴーグルとバイクと一緒に映っている写真。1974年LAで撮影。
5)ボウイが絵を描いてる写真
デヴィッドが座って円を描いている。それから、生命の樹を背景に描いた。1974年LAで撮影。
6)LAの自宅でのボウイ
LAの自宅でリラックスしているボウイ。1975年LAで撮影。
7)本の表紙
これはカメラマンのコメントではなくて、本の前置きで書かれていることですが、表紙で着ている服は、“ラザルス”のMVの中でボウイが着ています。気付きましたか?