カニエ・ウェストの『~パブロ』がとうとう日本でも全曲解禁!!!!!

カニエ・ウェストの『~パブロ』がとうとう日本でも全曲解禁!!!!!

カニエ・ウェストの『ザ・ライフ・オブ・パブロ』がとうとう日本でも聴ける。

金曜日の午前0時をもって、世界でTIDAL以外のストリーミング・サイト、Spotify、Apple Musicなどでも解禁となった。Def Jamが語ったとNYタイムズ紙が報じている。
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TIDALでは今日の朝いきなり全曲ミックスが新しくなったばかりか、アレンジや歌詞も変わった最新バージョンがアップデートされていて大興奮。これを受けて、とうとうアルバムは“完成”で、TIDAL以外のストリーミング・サイトでも解禁となるのでは、と噂が速攻で広まったが、それが正式に決定のようだ。

NYタイムズ紙によると、『~パブロ』は、発表以来4億回ストリーミングされたそうで、これは、アルバムの売り上げ枚数にすると26万7千枚に匹敵するそうだ。これは現時点で今年一番売れたヒップホップ・アルバムになるということ。

さらに興味深いのは、この後も『~パブロ』は発展する予定だと、Def Jamが語っているとのこと。

『~パブロ』はTIDALで2月14日に発表されて以来、少しずつ改訂されてきた。今回アップテートされた最新ヴァージョンは、最初に発表されたものを長年聴き慣れた耳には、正に「これぞ完成」と思える変貌を遂げていて興奮する。非常に小さい部分で、ミックスが違うというだけなのだけど、それだけでアルバムの印象がまったく違ったからだ。アルバム全体に強靭なパンチを加えられていて、背筋がピッとした感じ。まず未完成版を聴いて、それが変貌していく姿を同時体験できるなんて新しい。

日本の皆さんは最初のヴァージョンは聴けなかったけど、この声明文に従えば、これからも数ヶ月かけて変貌を遂げるそうなので、その変化を体験できる!

こんな風にアルバムを体験できるのは、最新のテクノロジーがあるから。カニエは、それを戦略としてではなくて、自然に使いこなしてしまっているところがスゴい。

新世紀に、新技術に、新たな興奮。音楽がクリックひとつで買えるようなってしまって、アナログ盤を買っていた時のありがたみや感動がなくなってしまった、と嘆くような人達がいるが、だからと言って音楽への興奮は消えることはない。今回カニエがそれを証明してくれたように思う。人柄には少々難があるが、カニエ・ウェストやはり天才!!! 大感動。
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