必聴(笑)ボウイがスプリングスティーン、イギー、ルー・リード、ニール・ヤング物まねレコーディング音声が公開

必聴(笑)ボウイがスプリングスティーン、イギー、ルー・リード、ニール・ヤング物まねレコーディング音声が公開

ボウイの思い出や追悼を様々な人達が公開しているが、ファンの皆さんの中には、まだ辛くて何も読めないし、見れないという方も多いかも。

しかし中でもこれは軽い話題で、しかも笑えるので、聴けるかも?

プロデューサーのMark Saundersが、1985年に、映画『ビギナーズ』のサントラのレコーディングに参加。ボウイがふざけて彼の友人であるミュージシャンの物まねをして歌ったスタジオのレコーディング音源を公開したのだ。

聴けばすぐ分かるってくらい似ているんだけど、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティ、トム・ウェイツ、ルー・リード、イギー・ポップ、ニール・ヤングの真似をしながら歌っている。

ブルースの真似のあとに、「もうひとりやりたい。そんな気分だから。でも今の取っておいて」とか、ルー・リードの後に、「ルーはすごい難しい」とか、イギーの後に、「彼が一番難しい。全員の中間みたいだから」など語っているのも聴けて楽しい。そして全員終わった後に、「これで終わり、night, night(さよなら)」と言っている。

プロデューサーは当時を振り返ってこう語っている。
「僕はその時アシスタント・エンジニアからエンジニアになったばかりだった。『ビギナーズ』のサントラのレコーディングで、幸運にもボウイと仕事することができた。映画にはボウイが出演して曲も書いているけど、サントラのほうが映画より良いよ!

ボウイがスタジオにやってくる最初の日、僕らはみんなちょっとナーバスになっていた。というのも、その当時プロデューサーのClive LangerとAlan Winstanleyにとっては、ボウイは最大のスターだったから。だから、みんな窓の外を何度も見ながら、ストレッチ・リムジンがいつ来るかと待っていたんだ。そしたら、いきなりボウイがタクシーからひとりでひょこっと降りたんだ。アシスタントなどを引き連れることなく、一人でね。それでスタジオに入って、“Hi! I'm David Bowie”と言ってみんなと握手したんだ。

YouTubeの音源は、1985年8月にレコーディングされたものだ。ボウイはリード・ヴォーカルのレコーディングをしにやって来たんだけど、最後に物真似大会になったんだ。それで、僕はいつかこれは消されてしまうかもしれないと思って、急いでカセットテープを入れて、録音ボタンを押したんだ」

このプロデューサーは、ボウイとミック・ジャガーとの“ダンシング・イン・ザ・ストリート”のレコーディングの思い出話もブログに掲載している。
http://www.marksaunders.com.hostbaby.com/blog/david_bowie_impersonates..../

ボウイの“アブソリュート・ビギナース”はこちら。
中村明美の「ニューヨーク通信」の最新記事
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