よく、レコード店のポップとか、あるいはCDの帯とかにも、
「今世紀最大の」とか「世界基準の」とか
「○○○○(←歴史上の超有名アーティストが入る)の再来」とか
そういう類の惹き文句ってありますね。
だいたいが大げさだったり言い過ぎだったりしがちなのですが。
で、「世界的なバンド」。
大きく出たなあ、という感じでしょうか。
でもこれはキャッチコピーではなく、バンド名なのです。
世界的なバンド、っていうバンド。
名前は知ってたんだけど、レーベルから資料が送られてきて、
CD-Rに「世界的なバンド」って書かれているのを見たときは笑った。
「世界的なバンド(手書き)の音源のCD-R」って、
ちょっと意味わかんなくてシュールでしょ。
でも音を聴いてぶっとんだ。
名古屋の3ピースで、ドラムのモリケンという人がヴォーカルをとる。
10曲入りのデビューアルバムを出したばかり(10曲入りだけど19分足らず)。
音はといえば、キレッキレのポストパンク。てかギャング・オブ・フォー。
ときどきスカが入ってきたりするのが本場っぽくてかっこいい。
本当に「世界的なバンド」になるかは未知数だけど、
このバンド名でやるってことは確信犯なので、ひそかに期待してます。(小川)