京都府宇治市出身のシンガーソングライター・luvisは、音楽そのものの人だった

京都府宇治市出身のシンガーソングライター・luvisは、音楽そのものの人だった
一挙手一投足が、音楽そのものの人だと思った。luvisの2ndワンマンライブ「eclosion」。ギターのノイズに身を委ねる細身の佇まいも、関西弁で滔々と語るMCも、そのすべてがナチュラルで感覚的で、まさにluvisの楽曲から受け取ってきた印象そのものだった。アンビエント調の楽曲からインディーフォーク風の楽曲まで多彩な音楽性を持つluvisだけに、ライブではどんな姿を見せるのだろうと気になっていたけれど、ふたを開けてみると、とことんオルタナティブで、とことんロック。ステージの内側からぐわっと熱が立ち上がるような演奏に鼻腔に響くエアリーな歌声が溶け込んでいく。その音は、ただ感情を歌うというより、聴き手の内側に「何か」を想起させようとしているようだった。その「何か」とはなんだろう──そう思っていたところで、中盤に披露された“Blue”では、背景にきらめく自然の神秘が映像として映し出された。まさにこの美しい「光」こそが、luvisの音楽の奥にあるものなのだと思った。luvisの目に映っている世界のきらめきが、音となってこちらの身体の中に流れ込んでくる。アウトロで演奏の熱が昂っていくにつれて、その感覚に身も心もすっぽり包まれていった。秋には1stアルバムがリリースされるらしい。南仏で多次元世界について話してきたおじさんが「See you yesterday」と言い残して去っていったことに端を発するという(意訳)新曲が素晴らしかったから、アルバムで早く聴きたい。(畑雄介)
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