小山田壮平の弾き語りライブを観に、渋谷クラブクアトロに行ってきた。
ひとりっきりでアコースティックギターを持ってふらっと現れた小山田。
andymoriの曲が半数くらい、そしてALの曲、よく弾き語りで歌ってる曲、初めて聞いた曲、というような内容の約二時間。
小山田壮平といえば、生活の中に完全に歌、音楽が組み込まれていて、
ふとした鼻歌がすぐに1曲になる、
そしてそれをそのまんま路上で歌い出してしまうような天性のシンガーソングライターなわけだが、
その才能の巨大さを改めて思い知った。
「いつもはバンドだけど、今日はひとりだから、歌詞間違えたら二回歌ってごまかすとかできる(笑)」というような、
若干照れ気味の親しみやすいMCをたまに挟むが、
その歌と楽曲の素晴らしさでどんどん持っていって、あっという間にクラブクアトロは幸せな空気でいっぱいになった。
路上で歌ってるようなフランクさなんだけど、一瞬も目が離せない研ぎ澄まされた感じ。
中盤、「今日は寛が来てくれていて。
歌ってくれるって風の噂で聞いた」と言って盟友・藤原寛を呼び込むが、なかなか出てこない。
「風の噂かな……風の噂でしたー(笑)」と小山田が言ったところで、ようやく寛登場。
ふたりで歌った“グロリアス軽トラ”、すごく良かった。
ライブ中も終演後も小山田壮平は本当に幸せそうだった。(小松)
小山田壮平ソロライブをクラブクアトロで観た
2016.09.30 23:10