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    チャボさんサイン会 続き

    チャボさんサイン会 続き

    間につしまみれをはさみましたが、前々回に書いた、
    昨日のチャボさん「MY R&R 仲井戸麗市全詞集」サイン会の続き。

    おかげさまで大盛況。200人近い人が集まってくれました。
    中には、1時間半以上、並んで待ってくれた方も。
    ありがとうございました!

    で、写真のチャボさん。
    この人、すごい人だなあ。と改めて思ったのは、
    そのひとりひとりと言葉を交わしながらサインをし、握手をしていくんだけど、
    そのファンとの話し方が、なんというか、「アーティストとファン」のそれではないのです。
    「友達同士」とか、「飲み屋のなじみ客同士」というか、そういう温度なのです。

    サインしながら、そのファンに話しかけられたことに応じ、つい話し込み、
    途中で「あっやべえ、まだいっぱい待ってくれてるんだ」と思い出し、
    話を終わらせて握手し、相手が去ろうとしながら最後に言ったひとことに、
    また「えっほんと?」って反応して、また話しはじめ……
    って感じで、すんごいていねいに、ひとりずつと向き合っていた。

    とか書かれても、ご本人はあんまりピンとこないと思う。
    意識してやっていないと思うので。
    「ファンなんだからていねいにしなきゃ」とかじゃなくて、
    自分の作品を手にしてくれている、集まってくれているということが
    ただ単にうれしくて、自然にこういう態度になっているのだと思います。
    そんなピュアさを、とても感じました。

    一番びっくりしたのは、バンドマンっぽい男の子のファンに、
    「あのー、前に街中で声をかけちゃった者です。
    あそこの本屋で……」と言われた時のチャボさん。

    「ああ、あの時の! そうだ、メンバー見つからないって言ってたよね。
    どう? 見つかった?」

    憶えてるんだ?
    すごくない? このキャリアのアーティストが。
    って言われても、やはり、ご本人はピンとこないだろうと思うが。

    とにかく、ファンはこれ、うれしいだろうなあ。
    「この人の音楽を好きな自分は正しい!」って思えるだろうなあ。
    と、つくづく思いました。
    っていうのも、ご本人はあんまりピンと……しつこい。
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