フェス・カメラマンの話

フェス・カメラマンの話

JAPAN JAM 2010、いよいよ明後日からです。
我々も、明日から現場に入ります。
で。そのフェスに関連した話。

ライブの時、ステージ周辺のスタッフ、特にライブカメラマンは、
なるべく、全身黒ずくめなどの、目立たない格好をするものである。
お客さんの視界に入る時、派手な色を着ているとじゃまなので。

という話を、こないだこのブログで書きました。
これ。→ http://ro69.jp/blog/hyogo/34403

ただし。これ、絶対ツッコミがくるだろうなあ、と思いながら
書いたんですが、やはり、知人から、このようなメールをいただきました。


>カメラマンが黒系統の色の服を着ているっていう話ですが、
>なんでフェスカメラマンは蛍光色のビブスを着るんでしょうかね?
>撮影は頭3曲というのを守ってるかとか、監視(という言葉も変ですが)するためなんでしょうかね?
>あれ、観客目線でいうと非常に気になっちゃうんですよね。
>フェス関連のライブビデオを観てても、「あ、あいつ映ってる」と
>イチイチ反応してしまう私です。


そう。 まさにあれ、「この人は撮ってもいい人だ」ってことが、遠目からでも、
あるいは夜でもわかるように、ああいう派手な蛍光色の
ビブスを着てもらっているのです。
つまりその、「なるべく目立たないように」というのとは、
力いっぱい矛盾しているわけです。

なんですが、あの、ステージまわりのカメラマンって、

フェス側のオフィシャル

アーティストが連れてくるオフィシャル

雑誌とか新聞とかの一般媒体

それ以外


などが入り乱れていて、「全曲OK」「頭3曲だけ」などなど、
それぞれ条件が違ったりして、大変にややこしいのですね。
それを遠目からでも見分けるためには、腕章くらいでは厳しいのです。

カメラマンの顔、覚えればいいじゃん。
と言われそうだけど、
遠かったり暗かったりすると見えないし、ステージまわりの
警備スタッフって何人もいて、
しかも日にちや時間によって変わったりするので、それも難しいのですね。

で、「ステージまわりで目立ってしょうがない」というデメリットと、
「カメラマンをちゃんと仕切り、フェスをスムーズに進行させる」
というメリットをハカリにかけると、後者の方が大事であると。

そういう事情なのでした。


写真は、本番に備えての打合せで、
本日ロッキング・オン社を訪れた、JAPAN JAM 2010
オフィシャル・カメラマン、TEPPEI(モビリタステージ)と
吉場正和(アーティストエリア)。
ここにはいませんが、あと、橋本塁(リベルタステージ)、という布陣です。

明後日から、よろしくお願いいたします。
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