発売中のCUT3月号に、HIROBAの水野良樹さん(いきものがかり)と橋本愛さんの対談インタビューを掲載しています。2月15日にリリースしたオリジナルアルバム『HIROBA』で、オープニングを飾る新曲“ただ いま”を共に手掛けたおふたりに、どのように楽曲制作を進めていったのかを聞きました。
今回、歌唱だけでなく初めての作詞にも挑戦した橋本さん。HIROBAに橋本さんが参加することになったきっかけは番組での共演だったそうですが、それ以前から、水野さんは橋本さんの歌声に惹かれていたと言います。
『THE FIRST TAKE』で“木綿のハンカチーフ”を歌っているのを聴いて、すごく簡単に言うと衝撃を受けたんです。だから最初は声から入ったんですけど、その後番組で共演したときに――その番組は、名作と呼ばれている小説の表現について話し合ったり、それをちょっと違う表現にしてみたらどうだろうか、みたいなことを大喜利的に話し合ったりする番組だったんですけど、そこでの橋本さんがもう無双状態で(笑)。アイディアがどれもすごく面白いし、すごかったんです。言葉に対してとても研ぎ澄まされた感覚を持っている方なんだなと思って「もしかしたら詞とか書けるんじゃないだろうか」みたいな、ちょっとした創作的下心が出てきて。ちょうどこのアルバムのことを考えていたので、ここでお声がけするのはアリかもしれない、と(水野)
その番組のとき、水野さんが私の言葉を本当にいいと思ってくださっているのがすごく伝わってきたんです。私はそれまで自分の言葉に対して何とも思っていなかったけど、「もしかしてちょっと向いてるのかも」って、どこか根拠のない自信みたいなものを持つことができて。だから、今回お話をいただいたときも、あのときに本当に自分の言葉を信じてくださったんだなっていうことが真意として伝わってきて、安心してチャレンジすることができました(橋本)
水野さんが「他者と出会い、そこでともに語らい、ともにつくり、ともに考えることができる“場”を作り出したい」というコンセプトで立ち上げたプロジェクト、HIROBA。水野さんと橋本さんがどのように心と言葉を通わせていったのかが伝わる、貴重なインタビューとなっています。ぜひ、CUT3月号をチェックしてみてください!(山下茜)
CUT3月号は現在以下にて購入可能です。