アメリカのチャートでのグラミー賞効果のトップは今のところケイティ・ペリー

アメリカのチャートでのグラミー賞効果のトップは今のところケイティ・ペリー

今年のグラミー賞効果が早くもチャートに現れているが、本格的にチャートに反映されるのは来週のチャートだと『ビルボード』誌が伝えている。

グラミー賞と直接関係のある作品でトップセラーとなっているのは先週リリースされた各部門候補曲のコンピとなった『2014 GRAMMYノミニーズ』で、5万9千枚のセールスを1月26日現在で記録していて、アルバム・チャート2位につけているが、予想を上回る好調さだという。

例年、このコンピは授賞式開催の数週間前にリリースされてきていたが、今年は開催日の週にリリースされることになり、ワン・ツー・パンチ効果で予想の4万枚を上回ることになったとか。また、グラミー賞コンピとしては史上2番目の初週セールスとなっていて、ランキングも史上最高位の2位だとのことだ。

なお、グラミー賞で演奏された楽曲では1月26日現在で最大のセールスを誇っているのがケイティ・ペリーの“ダーク・ホース”で、デジタル楽曲チャート1位を維持していて、先週のみで29万4千ダウンロードを記録し、その前週の記録を上回った。

また、アルバム・チャートのトップ40のうちの13作品がグラミー関連でのセールス増の動きを見せているという。たとえば、ロードの『Pure Heroine』はセールス3万7千枚(前週比19%増)で7位から5位、ケイティ・ペリーの『プリズム』は2万5千枚(11%増)で9位と変わらずという動きを見せている。

チャート上位でセールスを伸ばした他の作品にはイマジン・ドラゴンズの『ナイト・ヴィジョンズ』のセールス2万4千枚の16%増(ランキングは10位から11位)、マックルモア・アンド・ライアン・ルイスの『The Heist』のセールス1万8千枚の38パーセント増(24位から14位)、ブルーノ・マーズの『アンオーソドックス・ジュークボックス』の1万5千枚の44パーセント増(27位から18位)などがあった。

最も大きな売上増を記録したのはカントリー・アーティストで最優秀カントリー・アルバムと最優秀カントリー楽曲賞に輝いたケイシー・マスグレイヴスで、『Same Trailer Different Park』がセールス1万枚で147%増(81位から28位)を記録した。その一方でテイラー・スウィフトの『レッド』もセールス8千枚で105%パーセント増(84位から36位)を記録している。

年間最優秀アルバム賞に輝いたダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』はセールス8千枚で91%増(83位から39位)を記録しているが、シングル“ゲット・ラッキー”はセールス5万DLの206%増を記録してデジタル楽曲チャート36位にチャート・インを果たしている。

デジタル楽曲チャートで他に上昇を記録した楽曲にはロードの"ロイヤルズ"(10万2千DL・17%増・14位から13位)、ジョン・レジェンドの"オール・オブ・ミー"(8万6千DL・110%増・44位から15位)、ビヨンセの"Drunk in Love"(7万8千DL・10%増・22位から18位)、サラ・バレイルの"ブレイヴ"(7万6千DL・41%増・33位から20位)、イマジン・ドラゴンズの"レディオアクティヴ"(6万1千DL・58%増・46位から29位)、ロビン・シックの"ブラード・ラインズ"(5万DL・34%増・49位から37位)、ピンクの"ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン"(4万2千DL・122%増・42位に再チャート・イン)などがあるという。
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