ジューダス・プリーストをデス・メタル扱いしたことを『シンプソンズ』が謝罪

ジューダス・プリーストをデス・メタル扱いしたことを『シンプソンズ』が謝罪

ロックやポップ・ミュージックのアーティストが本人キャラとしてよく出演を果たすことで有名なアメリカの人気アニメ『シンプソンズ』だが、最近の放送分でジューダス・プリーストが「デス・メタル」と言及したことを謝罪している。

先に放送された回ではジューダス・プリーストが登場し、主人公のホーマー・シンプソンが警察の追っ手を逃れてスウェーデン大使館に身を隠していたのをバンドが“ブレイキング・ザ・ロウ”の演奏を披露してホーマーを外へおびき出すのに一役買うという筋になっていた。

番組プロデューサーのマット・セルマンは、この回でホーマーが地元スプリングフィールドの隣人らのために違法ダウンロードした映画で上映会を開いたせいでお尋ね者になってしまうと説明していて、「ホーマーは盗みをしてしまったわけですけど、地元の共同体のためにやったことで、心からいいことをやろうと思ってやってしまったことなんですね」と語っている。その後、これを知った俳優のウィル・アーネットが声を務めたFBI捜査官がホーマーの捜査を開始し、捜査のためにジューダス・プリーストを雇い入れることになるという筋立てになっている。

その回の中でジューダス・プリーストは「デス・メタル」と形容されたくだりがあり、これがバンドのファンの大きな反感を呼び、「ジューダス・プリーストはデス・メタルなどというサブ・ジャンルには属さない」という抗議を行われたという。これに対して番組側も謝罪に応じ、その後の回の冒頭の、オープニング・クレジットが表示される場面でホーマーの息子のバートが黒板に「ジューダス・プリーストは『デス・メタル』ではないです」と書く一幕が挿入されている。

『シンプソンズ』には、これまでもトム・ウェイツ、ザ・スマッシング・パンプキンズ、ザ・ホワイト・ストライプス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、U2、レディー・ガガ、ダフト・パンク、ソニック・ユース、ザ・ディセンバリストらが本人らの声つきで客演を果たしている。
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