リリー・アレン、昨今のレコード会社はリスクを取らなさすぎると語る

リリー・アレン、昨今のレコード会社はリスクを取らなさすぎると語る

リリー・アレンはレコード会社が実験的なアーティストを売り出そうとするようなリスクは避けたがるようになっていると感じると語っている。また、リリースするシングルにしてもレコード会社は、当たり障りのない内容の薄い音楽を意識的に選んでいると『NME』に明かしている。

「今の音楽で腹立たしいのは、実験的で果敢なことをやることについてサポートがなさすぎるということなのね。みんな公式に沿った、わかりきったことしかやろうとしないし。レコード会社やA&Rの人間って、今現時点ではリスクを取ることについて震えあがっちゃうくらいだから。そうすると、アーティストとしてシングルを選ぶ時にすごく欲求不満が溜まることにもなるわけで、というのも、なにかというと、内容の薄い曲を選びたがるからなの」

さらにリリーは次のように続けている。
「だからといって、そうやって選ばれた曲がしっかりとしたポップ・センスを持ち合わせていないとか、そういうことじゃないんだけど、わたしとしては個人的に、自分はそれよりはもうちょっと中身がある存在だと思いたいのね。アルバムの中でももっと強い曲が脇にやられちゃって、もっとポップで売れそうなものばっかりが取り上げられているのを見ているとちょっと悲しくなるというか」

リリーは昨年リリースしたキーンの“サムホエア・ウィー・オンリー・ノウ”のカヴァーでチャート1位を獲得し、最新シングル“Hard Out Here”ではチャート9位につけている。今年中にリリースされるという新作アルバムについてはまだ詳細は発表されていない。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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