今年のイギリスのシングルの売上が15年ぶりの好調さを示していることが明らかになっている。

イギリスのチャートをまとめているオフィシャル・チャーツ・カンパニーによれば、イギリスのシンガー・ソングライター、マイク・ローゼンバーグのユニット、パッセンジャーの“Let Her Go”が100万枚超えのセールスを記録したことが明らかになっており、これで今年は4枚のミリオンセラー・シングルが輩出されたことになる。4枚のミリオンセラー・シングルが輩出されたのは1998年以来15年ぶりのことだという。また、“Let Her Go”はイギリスでは141枚目のミリオンセラー・シングルとなっていて、インディ・シングルとしては00年代に入ってから3枚目の快挙ともなっている。

今年に入って最初にミリオンセラーに輝いたシングルはダフト・パンクの“Get Lucky”で、リリース11週間後の6月に記録を達成している。2枚目はロビン・シックの“Blurred Lines”でリリース8週間後に記録を達成している。3枚目のミリオンセラーはスウェーデンのDJ、アヴィーチーの“Wake Me Up”だった。

オフィシャル・チャーツ・カンパニーのマーティン・タルボットは次のような声明を発表している。
「パッセンジャーとレーベルのネットワークには、00年代に入ってから3枚目のインディ・ミリオンセラー・シングルとなったことをお祝い申し上げます。“Let Her Go”はこうして数あるシングルの1枚というだけではなく、この達成によってデジタル時代の名曲のひとつともなったのです」

かつて自分が在籍したユニット名をそのまま現在のソロ活動でも使っているパッセンジャーことマイク・ローゼンバーグは次のように語っている。
「ぼくはこれまでバスキングをしたり、パブでちっぽけなライヴしかやって来ていないので、自分の曲がこんな大人気になるなんて夢が現実になったような気分がするだけでなく、本当に驚いてるよ」

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