ポール・マッカートニー、曲を書く時はいつもジョン・レノンに語りかけると語る
2013.10.26 20:30
ポール・マッカートニーは曲を書く時にはジョン・レノンと繋がろうとすると明らかにしている。
ポールは1980年に銃撃され命を落としたジョンと自身の作曲の関係、さらに自身とオノ・ヨーコとの関係などについて次のように『ローリング・ストーン』誌に語っている。
「(曲を書いていて)『これ、どうなんだろうなあ』って行き詰まると、部屋の隅にいるジョンに向かって曲を弾いてみるんだよ。するとジョンは『それはないだろ』って言うんだよ。そこで『これならどうかな?』ってやってみると『そっちの方がまだましだな』って返事が聞こえるんだよ。そんな会話のやりとりをしてるんだ。これは失いたくないものなんだよ」
さらにオノ・ヨーコについてポールは「豪傑」と語っていて、二人の間に敵意などないことを次のように語っている。
「ジョンがヨーコのことを愛したとしたらなんかあるはずなんだよ。ジョンはバカじゃないんだからさ。だから、『じゃあ、どうすんの?』って感じになるわけだよね。最初からありもしなかった反感をヨーコに持ち続けるのってね」
ただ、1980年にジョンを自宅前の玄関で銃撃したマーク・チャップマンについては許すような寛大さは持ち合わせていないとも語っている。
「他の人物だったらきっとぼくも大概は許せるんだろうと思うけど。この人物についてはなんで許す気になれるものなのか、さっぱりわからないんだよ。こいつはね、あまりの狂気の沙汰と破壊的なことをやってるんだよ。そんな人物になんでぼくが容赦の気持ちを恵んでやらなきゃならないのか、さっぱりわからないよ」
なお、ポールは先頃、アルバム収録曲の"クイーニー・アイ"のビデオを公開しているが、ジョニー・デップ、ケイト・モス、ジュード・ロウ、ジェレミー・アイアンズ、ゲイリー・バーロウ、ジェイムス・コーデンなど錚々たる顔ぶれの有名人が撮影のために一堂に会している。
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