シニード・オコナー、マイリーとの騒動に触れ、音楽産業に音楽は殺されたと語る

シニード・オコナー、マイリーとの騒動に触れ、音楽産業に音楽は殺されたと語る - (C)Tomonori Iwata(C)Tomonori Iwata

シニード・オコナーは10月4日に出演したテレビ番組でマイリー・サイラスとのいざこざには蹴りがついたと明らかにしている。

マイリーはシニードがマイリーへの公開書簡で音楽業界に「娼婦にさせられるのはやめろ」と警告したところ、シニードが過去に精神を病んで助けを求めた時のツイートをリツイート。これに対して精神病患者を支援する団体がマイリーに対して精神病患者を小馬鹿にしていると批判を浴びせることになった。

アイルランドのテレビのトーク・ショー『ザ・レイト・レイト・ショー』に出演したシニードは話題がマイリーとのいざこざに及ぶと次のように説明した。

「わたしの中ではもう終わったことだし、あんまり話題にもしたくないようなことなのね」

さらにマイリーとの言葉の応酬については「音楽が殺されているということをわたしは問題にしたかっただけで、特にマイリーのことを言ってるわけじゃないのね」と説明した。さらに現在の音楽の置かれた状況について次のように語っている。

「わたしは、音楽産業のせいで起きた、音楽とロックンロールが殺されてしまったことを残念に思っているのね。これはサイモン・コーウェルやルイ・ウォルシュのせいで起きたことなんだから。こういう人たちが音楽を殺したの。わたしは世界中すべてのミュージシャンを代表してこう言いたいし、全員がわたしに賛成するはずよ。音楽の産業の部分、金儲けの部分があまりにも支配的になってしまって、その結果、レコードを作っている極端に若い人たちの性の対象化が横行していること、お金やブリンブリンやダイヤなどのものへの崇拝、サイモン・コーウェルやルイ・ウォルシュのやっていることなど、こうしたものすべてが結果として音楽を殺したわけで、それをわたしは憂慮しているのね」

なお、ちょうどシニードが番組に出演している時間帯にマイリーはシニードの1990年の大ヒット曲でプリンスの作曲作品のカヴァーである“ナッシング・コンペアズ・トゥ・ユー”の歌詞を引用して次のようにツイートしている。

「『医者に行ってきたんだけど、なんて言われたかわかる? なんて言われたと思う? こう言われたの、楽しまないとだめだよって。どんなことをしていたとしてもね』」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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