ブルース・スプリングスティーンの映画『SPRINGSTEEN & I』、ポール・マッカートニーとの共演映像も上映

2013.07.18 22:00

リドリー・スコット製作総指揮によるブルース・スプリングスティーンの映画『SPRINGSTEEN & I』が日本でも7月23日（火）に一夜限りで上映されるが、この映画の本編終了後、ポール・マッカートニーとの共演映像が上映されることが明らかになった。

共演したのは昨年2012年7月14日ロンドン、ハイドパークで行なわれたフェスティヴァル「HARD ROCK CALLING」のコンサートで、この時の模様から30分以上に及ぶ映像が上映されることになるという。

この日のコンサートは、役所が定めている終演時間を大幅に過ぎてしまったため、主催者側によって演奏終了前にスピーカーの電源を切られてしまったことで知られているが、実際会場にいた観客には声は聞こえていなかった最後の曲“Goodnight Irene”も音声は収録されており、今回の映像ではその模様もみることができるという。

また飛び入りを果たしたポール・マッカートニーは、“アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア”と“ツイスト＆シャウト”を披露したが、ポールがライヴで“ツイスト＆シャウト”のリードヴォーカルを取るのは正式には初めてであり、ライヴで演奏すること自体も、ビートルズの66年のライヴ以来のことだった。ブルース・スプリングスティーンは「このときを50年待ってたんだ」と当日の映像で語っている。

映画『SPRINGSTEEN & I』は、スコット・フリー・ロンドン製作の映画『LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語』から着想を得たもので、監督をベイリー・ウォルシュ（2008年のダニエル・クレイグ主演「フラッシュバック」を監督）が、製作総指揮をリドリー・スコットが務めている。スプリングスティーンのチームからは未公開の保管映像やコンサート映像などが本作には提供されている。

この映画について、リドリー・スコットは、「この見事に仕上がった映画を通して、人々はあるレコーディング・アーティストと彼の音楽に深く関わる人たちとの強い絆について知ることができるだろう」とコメントしている。

『SPRINGSTEEN & I』の予告編はこちらから。