ピーター・フック、金儲け目当てはそっちだろとニュー・オーダーのバーナード・サムナーに反論

ピーター・フック、金儲け目当てはそっちだろとニュー・オーダーのバーナード・サムナーに反論

元ニュー・オーダーのピーター・フックは先頃、ニュー・オーダーのバーナード・サムナーがスピナーに対して行ったインタヴューに反論していて、金のために活動をしているのは現在のニュー・オーダーの方だと『ビルボード』誌に語っている。

現在、自身のバンド、ザ・ライトを率いてジョイ・ディヴィジョンやニュー・オーダーのアルバムの全曲ライヴなどを展開しているピーターだが、ニュー・オーダーの面々とは2007年のピーターの脱退以来激しい舌戦をくり返してきたことで知られている。そして、先頃バーナードはニュー・オーダーの活動再開がピーターに仕掛けられて始めたことで、元々チャリティとして始めたことで金儲けではなかったと詳細に説明していた。

「そもそもニュー・オーダーとして活動をさせたことに俺はショックを受けたくらいで、俺がバンドにいた時にはあいつらはライヴをやろうとさえしなかったんだからね。それがいきなり金融危機とかが起きてみたら、バンドもいきなりライヴに精を出してるんだから、言わんこっちゃないって感じだよ」とピーターは『ビルボード』誌に語っている。

「だから、俺は連中の言ってることを鵜呑みにはできないんだ。音楽というよりは金回りをよくするためにやってるだけのことなんだよ。特に連中のやり方で本当に嫌だなと思うのは、グレイテスト・ヒットしかやらないっていうところでね。自分が在籍してた頃はそれが本当に嫌だったよ。まだニュー・オーダーがニュー・オーダーであって、ニュー・オーダー・トリビュート・バンドじゃなかった頃ね。今はとっくにそういうもんになってるよ。今の俺がジョイ・ディヴィジョンであるような意味合いでしか、連中はもうニュー・オーダーでしかないんだよ。そして、今や俺がニュー・オーダーの楽曲もやっていることから、連中は俺のようにしかニュー・オーダーでしかないということでもあるんだな」

また、現在のメンバーはピーターがいなくなってせいせいしているというコメントについて、ピーターはニュー・オーダーでの自分の後任のトム・チャップマンに触れながら次のようにピーターは次のように触れている。

「その発言については、過去のニュー・オーダーのライヴの後に楽屋を訪れたことがある人間が当時の様子をよく振り返って判断すればいいことだと思うよ。でも、せいせいしたというのなら、俺が連中を嫌な気分にさせていたということにはなるんだろうな。多分バーナードが今一番喜んでるのは、今となっては誰も自分の意見を言わなくなったということだろうね。というのも、昔からバーナードの機嫌を損なわないようにしなきゃいけないっていう空気がずっとあったからね。おかげでバーナードを怒らせる人間は誰もいなくなったということだよ。ずっとほしかったものをバーナードはついに手に入れたわけで、それは自分の言うことをなんでも聞くベーシストということなんだよ」
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