これまでのところ、2012年のイギリスでのセールスのトップを誇っているのはエミリー・サンデーだと明らかになっている。

イギリスのチャートをまとめているオフィシャル・チャート・カンパニーが11月29日に発表したリストにはアデルの『21』やラナ・デル・レイの『ボーン・トゥ・ダイ』のほか、パロマ・フェイスの『フォール・トゥ・グレイス』などもランクインしている。その中でも特にエミリー・サンデーの『エミリー・サンデー』は現時点で92万8千枚のセールスを記録していて、年末には100万の大台に乗ると見込まれているという。

ただ、このリストのランキングも年末には相当に入れ替わる可能性があるとオフィシャル・チャート・カンパニーのダン・レインは語っている。

「1年の内でも最大の繁忙期をこれから迎えるわけですから、どのアーティストにとっても逆転のチャンスは充分にあります。毎年、クリスマスまでの時期には猛烈なCDセールスを記録しますし、クリスマスとその翌日には特にここ数年ではダウンロードが飛躍的に伸びる傾向があります。だから、直前のリリースとなったオリー・マーズの『Right Place Right Time』やガールズ・アラウドの『Ten』、あるいはジェイ・Zとカニエ・ウェストの『The Throne 2』、タリーサの『The Female Boss』、ブルーノ・マーズの『アンオーソドックス･ジュークボックス』なども、充分年末のチャートに影響をもたらす余地はあるわけです」

また、コンピレーションではトップ10の10枚中7枚が『Now That's What I Call Music』シリーズでそのうち1位と2位は『Now That's What I Call Music 82』『Now That's What I Call Music 81』だった。

現時点での年間トップ10アルバムは以下の通り：
1. Emeli Sande, 'Our Version Of Events'
2. Adele, '21'
3. Lana Del Rey, 'Born To Die'
4. Ed Sheeran, '+'
5. Coldplay, 'Mylo Xyloto'
6. Mumford & Sons, 'Babel'
7. Jessie J, 'Who You Are'
8. Rihanna, 'Talk That Talk'
9. Paloma Faith, 'Fall To Grace'
10. One Direction, 'Up All Night'

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