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    モリッシー、元ビバ・ブラザーのリーと元リバティーンズのゲイリーにそれぞれ批判される

    モリッシー、元ビバ・ブラザーのリーと元リバティーンズのゲイリーにそれぞれ批判される

    現在新しいユニット、ラヴライフを立ち上げた元ビバ・ブラザーのリー・ニュウェルは自身のヒーローだったモリッシーにツアーのサポートをやめさせられたことを明らかにしている。

    新しいユニットとしての方向性について『ザ・ガーディアン』紙との取材に応えたリーは、新進のギター・ロック・バンドとして注目を集めていたビバ・ブラザーが、リーが観客と話しすぎるとしてモリッシーのツアーのサポートから外されたことを次のように語っている。

    「ぼくたちのヒーローだったモリッシーがツアーからぼくたちをつまみ出したんだよ。結局、一度も会うこともなかったし。最初の晩に取り巻きの人たちから『観客と話しすぎてるよ』と言われたんだよ。そんなことはなかったんだけどね。むしろ、モリッシーだったから、ぼくはものすごく気を付けてきちんと振る舞ってたんだ。モリッシーはぼくのヒーローだったからね。というわけで、その翌晩はなにも喋らないようにして、ただ『ありがとう、ここにいられるだけで光栄です』とだけ話しかけたんだよ。それに対してモリッシーは『残念だけど、やり過ぎたようだね』という対応で出てきたんだ」

    その一方で、ビバ・ブラザーを表紙に推しておきながら、人気に火が点かなかったとみると掌を返したように冷たくなった『NME』誌への反感もリーは隠していない。

    「あの雑誌はバンドをひとつ殺しておきながらゆうゆうと逃げおおせてるんだ。だからね、ザ・ストーン・ローゼズは大好きなんだけど、再結成が明らかになって本当に打ちのめされた気分だったよ。これで『NME』もあと1年は廃刊を免れたなって思ったからね」

    そのモリッシーはロンドン・オリンピックの盛り上がりについて、あまりに愛国的で王室を利するものだとしか思えないとまるで楽しめないとも語っているが、元ザ・リバティーンズのゲイリー・パウェルはベイビーシャンブルズのドラムのアダム・フィチェックとの対談で、そんなモリッシーを「ちんこ野郎」と呼んでいる。

    アダムはモリッシーの今回の言い草について屁理屈で逃げおおせてしまうのだろうと語ったところ、ゲイリーは「そうはさせない」と次のように語っている。

    「モリッシーは自分であるキャラクターを作り上げてみんながそれに便乗したわけだけど、そこからモリッシーはなんか自分だけの洞窟に籠っちゃったんだよね。俺はモリッシーのファンだとはあまり言えないんだよ」

    その後、ゲイリーはモリッシーは「うすらバカ」の「まったくもってただのちんこ野郎だ」と語った。

    その一方で、リバティーンズのカール・バラーは閉幕式典でリバティーンズとして演奏しないかという依頼を断ったことを今週に入ってから明らかにしている。
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