新作を仕上げているといわれているエアロスミスはアメリカのテレビの特集番組『60ミニッツ』に先頃出演して、バンドがヴォーカルのスティーヴン・タイラーから「拷問を受けてきた」と語っている。
その一方でスティーヴンは番組でそんな非道な自分のバンドへの扱いが今の自分たちを築き上げたと番組の司会者ララ・ローガンに語っている。ほかのバンドのメンバーにも行われた取材の内容にララが触れ、ドラムのジョーイ・クレイマーがスティーヴンにかつて「拷問にかけられた」と打ち明け、ギターのブラッド・ホイットフォードがスティーヴンが「やたらと要求をつきつけてくる」とスティーヴンについて評していたのを受けて、スティーヴンはこう説明している。
「じゃあさ、これからちょっと偉そうな話をさせてもらうよ。バンドのメンバーそれぞれの音楽的才能を叩きのめしてしまうほどの俺の完璧主義、これが今日あるこのバンドを作り上げたんだといってもいいんだ。そうやって俺は一番最後には素晴らしい曲を手に入れるし、最後には俺はヒット曲も手に入れることになるんだ。そう、俺はそれだけのやり手なんだよ」
さらにスティーヴンは次のようにも続けている。「ただ、言うべきじゃなかったようなことをバンドのみんなには言ってきたんだよな。でも、それは本気じゃなかったんだ」。
また、昨年スティーヴンが審査員を務めたテレビのオーディション番組『アメリカン・アイドルズ』で2位に輝いたローレン・アレイナはバンドの新作でバック・コーラスとしてレコーディングを行ったことを3月8日にツイートしている。
「『アイドルズ』でのライヴ出演があって、それからスタジオに入ってエアロスミスの新作のバック・ヴォーカルのレコーディングをやったってこれってマジ? スティーヴンありがとう!」
エアロスミスの回の『60ミニッツ』の予告編はこちらから→
http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=7401385n
(c) NME.COM / IPC Media 2012