来年ブライアン・ウィルソンも含めた再結成ツアーを行うと先頃発表したビーチ・ボーイズだが、ブライアンは自身のオフィシャル・ブログに“リトル・セイント・ニック”の初期ヴァージョンの音源をストリーミング公開している。
この曲はもともとドゥーワップ風アレンジのクリスマス・シングルとして1963年12月にリリースされた曲で、翌年リリースされた『ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム』にも収録されていたが、今回ブライアンが公開したのは64年の『オール・サマー・ロング』収録の“ドライヴ・イン”のメロディを借用したといわれる別ヴァージョン。
これまでこのヴァージョンは“ドライヴ・イン”のメロディを借用したといわれてきたが、ブログでは実は“ドライヴ・イン”の方がこのヴァージョンのメロディを借用したものだと明らかにしている。この曲は64年のオリジナル盤の『ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム』には収録されていなかったが、98年にリリースした『ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム完全版(Ultimate Christmas)』に収録されている。今回はオリジナル盤リマスタリング再発を記念してブログでこの音源をアップしたようだ。
さらに今年迎えた結成50周年を祝う来年のツアーについてブライアンはブログで「みんなとぼくとで素晴らしい50周年記念を祝えることを楽しみにしているよ」とも語っている。さらにビーチ・ボーイズとしての新作レコーディングにも来年は取りかかるブライアンは次のように説明している。
「今回の結成記念はぼくには特別なもので、みんなと一緒にやりたいからで、みんなと一緒にまた新しいレコードを作ってステージに立つのをすごく楽しみにしているんだ」
新作用だという“ドゥ・イット・アゲイン”の新レコーディング風景の動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=tS2orIE2QUQ&feature=player_embedded
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