8月26 日に行われたレディング・フェスティヴァルでヘッドライナー出演したマイ・ケミカル・ロマンスだが、ボーカルのジェラルド・ウェイはライブで飛び入り参加したクィーンのブライアン・メイとの出会いをNMEに語った。
クィーンのギタリストであるブライアンはマイ・ケミカル・ロマンスのステージに登場するとクィーンの“ウィ・ウィル・ロック・ユー”とマイ・ケミカル・ロマンスの“ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード”を演奏したが、ジェラルドは実は自分から突然ブライアンにメールを送ったことがあって、それがきっかけとなって実際に会うことにもなったと説明している。
「実は(プロデューサーの)ロブ・キャヴァロからブライアンのアドレスを教えてもらって、ブライアンにメールを送ったんだよね。そこで昔クィーンがパリでブーイングに遭った時にフレディ(・マーキュリー)が『自分たちがまたここに戻る時には世界最大のバンドとして戻ってくる』と宣言したという話があって、ぼくたちも2006年にレディングでボトリング(ブーイングとペット・ボトルの雨に晒された)された時に、『また、レディングをやることってある?』って訊かれて『ヘッドライナー以外ではない』と答えたという話をしたんだよ」
さらにジェラルドは説明を続ける。「この話をして、今度現実にヘッドライナーとして戻ることにもなったと打ち明けて、なにかアドヴァイスをいただけると嬉しいですとお願いしたんだよね。それから実際に話すようになって、ブライアンの家にお邪魔させてもらったんだ。飛行機から降りて、ブライアンの家に直行して、ブライアンのジャム・セッション・ルームに行って、ジャム・セッションを行って、サウンドチェックをやったわけだよ。その朝、ある感覚を自分の脳味噌のなかで摑めたんだよね。つまり、『自分たちの用意ができているのか?』ってことじゃなくて、『お客さんの心の準備が整ったか?』っていう問題だったんだっていうね」。
8月27日のリーズ・フェスティヴァルでのマイ・ケミカル・ロマンスのヘッドライナー出演にはブライアンは客演しなかった。
(c) NME.COM / IPC Media 2011