８月９日・10日に開催されたサマーソニック 08にて迫力あるライブ・パフォーマンスで観客を大興奮させたイギリスの男女２人組エレポップ・ユニット、ザ・ティン・ティンズが、11日、東京・アップルストア渋谷にてインストアライブを行った。

会場のアップルストア渋谷１階におさまりきらないほど集まった観客を前に、「こんな近くで皆さんに会えて光栄です」とケイティ。ドラムスのジュールズもここではアコースティック・ギターを持ち、ふたりでしっとりと演奏をスタートさせた。

iPod＋iTunesのＣＭソング“シャット・アップ・アンド・レット・ミー・ゴー”や、ＵＫチャートで初登場ナンバー１になったシングル“ザッツ・ノット・マイ・ネーム”など全３曲を披露。シンプルなアコースティック・スタイルにより、サマソニで見せたパワフルなステージとはまた違った、爽やかなライブで観客を楽しませた。

ライブ後のインタビューでは、サマソニのステージを振り返り、「一番手の出演にもかかわらず、みんな朝早くから観にきてくれて嬉しかった」と笑顔でケイティが答えた。

バンド名の“ティン”は、ケイティが昔一緒に働いていた中国人女性の名前が由来だと話すと、「他にも、閃くときに鳴る音の“ティン！”」とジュールズが切り返した。すると、“頭のマッサージ機”、“チョコレートバー”、“クッション”なども“ティン”という名前だと２人で次から次へと茶目っ気たっぷりに答えた。

最後に、今後の予定を訊ねられると、「イギリスに戻りヨーロッパのロック・フェスティバルに出演し、本国でツアーを行います。早ければ年明けにはジャパン・ツアーができるかも」と明かし、イベントに訪れた観客を大いに沸かせた。