元パンテラのボーカルのフィル・アンセルモとギターのダイムバック・ダレル・アボットが共演している未発表音源がネットで公開されて話題になっている。
トラックは“Dawn of the Horrible Gorilla”といって、この音源に参加していた元ホワイト・ゾンビのベースのショーン・イーソルがサウンドクラウドに7月20日にアップロードしたもの。音源は1992年にパンテラとホワイト・ゾンビが一緒にツアーしていた折にホテルで朝の6時にレコーディングされたものだという。
今回ショーンがアップロードするまでこの音源の存在は誰にも知られていなかったという。
フィルとダイムバックは2003年にパンテラの活動継続をめぐって袂を分かち、結果的にバンドはそのまま解散。ダイムバックはやはり元パンテラのドラムで兄のヴィニー・ポールとダメージプランを結成したが、2004年にライブ中の銃乱射事件に巻き込まれ、ダイムバックは観客や関係者ほか3人らとともに命を落とした。
ヴィニーとダイムバックはかねてからフィルのソロ活動への執着がパンテラの解散を招いたと糾弾していて、ヴィニーはダイムバックの死後、弟なしではパンテラ再結成は絶対にありえないと固持してきたことで知られている。
“Dawn of the Horrible Gorilla”を聴くにはこちらから→
http://soundcloud.com/sean-yseult/01-dawn-of-the-horrible
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