ザ・ドラムス、2週間前に「解散しそうだった」ことを明かす

ザ・ドラムス、2週間前に「解散しそうだった」ことを明かす - 2010年作 『ザ・ドラムス』2010年作 『ザ・ドラムス』

セカンドを鋭意制作中のザ・ドラムスだが、バンドはその過程で解散しそうになったことを明らかにしている。

フランスの音楽ニュース・サイト、Dirtymusic.comの取材に応えてボーカルのジョナサン・ピアースは、新作のタイトルを『Portamento』と命名したこと、大きな前進を果たしていることを明らかにしている。

新作についてジョナサンはこう語っている。「裁判も潜ったし、ギタリスト(アダム・ケスラー)も失ったし、言い争いもかなり多かったよ。2週間前には解散ぎりぎりのところまでいったから。でも、そんなことが新作のエネルギー源になったと、ぼくは思うな」。

タイトルの「ポルタメント」とは音楽の専門用語で音符から次の音符へと滑らかに音程を変えながら移る演奏法のことで、ジョナサンはこの言葉がバンドのここまでの音楽的道程をよく言いまとめていると説明している。

さらにジョナサンはこう語っている。「今ではぼくたちにはオーディエンスがついているわけだから、自分たちが聴かれることをあらかじめ考えることになるわけだよね。でも、ファーストの時にはそういう前提はなかったんだよ。だから、ファーストの時のように海とか浜辺についての曲をまた書くなんてことはぼくにはもう到底考えられないんだ。それで、今度のアルバムは『Portamento』と名付けることにしたんだよ。ある地点から別な地点へと移動していることを表しているんだよね」。

ジョナサンはまた、ファースト・アルバムの内容は「ナイーヴな」ものだったと思うと語っているが、なにも変えたくはないとも語っている。「ファーストはかなりナイーヴなアルバムだったけど、今度のは確実に違うものになってるよ。同じやり方でもう1枚作るなんてことは絶対にできなかったけど、なんだかんだいって、ファーストのことは後悔してないよ」。

「あのアルバムのどこも変えたいとも思わないし。なにも変えたいところはないね。いろいろ悩んだところはあったけど、ということは、今度のアルバムがすごく違ったものになるということだからね。ぼくたちは成長しなきゃならなかったんだよね。それもかなりのスピードでね」

ドラムスは今後イギリスではラヴボックス・フェスティヴァルやベスティヴァルなどのフェスに出演予定だ。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする