ビースティ・ボーイズのアドロックことアダム・ホロヴィッツは、新作『ホット・ソース・コミッティー・パート2』の先月のリリース前に誰も音源をネットにリークしなかったことに「呆気にとられている」と語っている。
もともとこの新作『ホット・ソース・コミッティー』は2009年9月にリリースされる予定で制作されていたが、MCAことアダム・ヤウクに悪性の耳下腺腫瘍が発見され、摘出手術を行うことになったためビースティーズは急遽活動休止に入ることになり、この時リリースの準備が進んでいた『ホット・ソース・コミッティー・パート1』のリリースも無期延期になった。その後、ビースティーズは『パート1』の音源に手を入れた『パート2』を4月27日にリリースしている。
こうした事情について、アドロックはNME最新号でのインタビューで「誰も音源をリークしなかったことに俺としては呆気に取られてるんだけど。これってどうよ? もう俺たちのものなんて誰も聴きたくないってこと? 勘弁してよ、もー」とおどけてみせている。
さらにアドロックは「これから新作を作らなきゃならない時にはもっと信用の置けないやつを身近に置かなきゃだめってことだな」と悪ノリしてみせている。また、MCAの予後については「だんだんよくなってるよ」と語り、まだ治療は受け続けているが、「万事順調だよ」と語った。
(c) NME.COM / IPC Media 2011