ノトーリアスB.I.G.の銃撃事件の捜査資料が公開

ノトーリアスB.I.G.の銃撃事件の捜査資料が公開 - ノトーリアスB.I.G. 1997年作 『ライフ・アフター・デス』ノトーリアスB.I.G. 1997年作 『ライフ・アフター・デス』

1997年に銃撃され命を落としたノトーリアスB.I.G.の死をめぐる捜査資料がFBI(連邦捜査局)によってインターネットで公開されたことが明らかになった。

FBIはロスアンジェルスとニューヨークとサンディエゴで銃撃事件の犯人を特定する捜査を行ったが、それと同時にロスアンジェルス市警の警官が事件に関わっていないかどうかという捜査も行われていたことが明らかになった。

本名をクリストファー・ウォラスというノトーリアスB.I.G.は1997年3月25日にセカンド・アルバム『ライフ・アフター・デス』を出す予定で2月にロスアンジェルスに向かい、プロモーション活動を行っていた。3月8日にはヴァイブ誌主催のパーティに出席し、9日未明に車でホテルへ帰途についたところ、通りがかったシェヴォレ・インパラから銃撃を受けた。ノトーリアスB.I.G.は胸に4発被弾し、担ぎ込まれた病院で午前1時15分に死亡を宣告された。

FBIは容疑者として思わしき人物と目撃者を徹底的に洗い出すことで、その前年にラスヴェガスでやはり銃撃されて命を落としたトゥパックの銃撃死事件解明に繋がる手がかりもみつかるかもしれないと捜査を続けていたという。また、FBIは複数の証言者からロスアンジェルス市警の汚職警官の関与の可能性が高いという情報を得て、ロスアンジェルス市警への捜査も進めていたという。特にFBIの証言提供者のなかにはロスアンジェルス市警の汚職を恐れ、市警にはまったく証言を提供していなかった証言者もいたという。

その後、汚職警官や真犯人を特定するに足る証拠が出てこないという理由から2005年に捜査は打ち切られた。捜査を通して逮捕者は1人もいなかった。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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