6月27日から29日まで開催されたイギリス最大級の音楽フェスティバル=グラストンベリー・フェスティバル。
今年はヘッドライナーをジェイ・Zが務めることが発表され、それに対してオアシスのノエル・ギャラガーが「グラストンベリーのヘッドライナーをヒップホップ・アーティストが務めるのは間違っている」とコメントするなど、開催前から“舌戦”も話題を呼んでいたが、ジェイ・Zが圧勝ともいえる貫禄のパフォーマンスをみせつけた。
第2日目となる6月28日のピラミッドステージ。なんとジェイ・Zはノエル・ギャラガーが「グラストンベリーにヒップホップなんかいらねェ。そんなの間違っている」と語るBBCの映像を背後の巨大スクリーンに映し出し、「ジェイ・Zにチャンスはない」というノエルが発言が終わると同時に、ギターを抱えてステージに登場。オアシスの“ワンダーウォール”のカバーを披露した(もちろんオーディエンスたちも大合唱)。ウィットに富んだ強烈なオープニングでジェイ・Zはイギリスのオーディエンス達の心をすっかりつかんだよう。
続いて“99Problems”“Dirt Off Your Shoulders”“Punjabi”“Excuse Me Miss”“Girls Girls Girls”“Big Pimpin”“Hard Knock Life”といったヒット曲を次々繰り出し場内を魅了。ラスト“Heart Of The City”(バック・トラックにはU2の“ブラッディ・サンデー”をフィーチャー)、“encore”で場内が沸きに沸く中1時間半以上にわたるパフォーマンスを締めくくった。
なおジェイ・Zの妻であるビヨンセは袖で夫のステージを見守っていたという。残念ながら共演は実現しなかった。
グラストンベリーでジェイ・Zがなんとオアシスをカバー
2008.06.30 23:22