ニューヨークのクリエイターズ・プロジェクトにM.I.A.やインターポールが出演
2010.06.28 18:00
M.I.A.は6月26日、ニューヨークのミルク・スタジオでシークレット・ライブをサプライズ・アクトとして行い、その場に居合わせたファンを驚かせた。
イベントはクリエイターズ・プロジェクトという、ヴァイス誌が主催するマルチメディア・アート・ショーで、世界で最も先端を行っているヴィジュアルやオーディオ・アーティストのパフォーマンスをさまざまな空間でショーケースしていくもの。
M.I.A.の出演は当日に初めて明らかになり、この日、M.I.A.は1,500人ほどのオーディエンスを前にしたステージに登場した。
ダンサーやバックアップMCを引き連れたM.I.A.はオープナーとしてベースが強調されたバージョンの“Born Free”を披露し、背後のスクリーンではロメイン・ガヴラスが製作し、YouTubeからも削除されたこの曲の問題のビデオもずっと流されていた。
ただ、ステージのせり上がりのせいで後ろの方にいる観客には観づらいショーとなってしまったため、50分のセットの最後の方では観客もほかの会場へと移り始めてしまっていた。
残った観客には近々リリースされる新作『MAYA』からの新曲と“ガラン”などの代表曲も含んだセットが披露された。セットの最後を締め括ったのは“ペイパー・プレインズ”のロング・バージョンだった。
もっと早い時間にはギャング・ギャング・ダンスやザ・ラプチャーがステージに登場し、オーディエンスを沸かしていた。
ザ・ラプチャーはルーク・ジェナーに率いられて、“ハウス・オブ・ジェラス・ラヴァーズ”や“ゲット・マイセルフ・イントゥ・イット”などといったヒット曲から構成されたセットを披露したが、近いうちにリリースされる4枚目のアルバムとなる新作からの楽曲はまったく演奏しなかった。
ライブ終了後、ルークはNMEに、次回作のレコーディングはすべて終了していて、11年の早い時期にはリリースされることになるだろうと語った。
この日のイベントではザ・ラプチャーと同じニューヨークが地元のインターポールも登場していて、脱退したカルロス・デングラーのライブ用代員として加わったデイヴ・パホとブランドン・カーティスも参加してのライブとしては初めてのパフォーマンスとなった。
インターポールは“PDA”や“オブスタクル1”などファンの間で人気の高い楽曲のほかにも、“Success”“Summer Well”、あるいは無料ダウンロード配信している“Lights”などといった新作からの楽曲も披露した。
インターポールのセットリストは以下の通り:
'Success'
'Evil'
'Say Hello To The Angels'
'Summer Well'
'Narc'
'Lights'
'Mammoth'
'PDA'
'Slow Hands'
'Obstacle 1'
'Not Even Jail'
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