アニマル・コレクティヴのパンダ・ベアが、2007年発表の『パーソン・ピッチ』に続くソロ名義でのニュー・アルバムについて語っている。
「まだ9月に取り掛かったばかり」というこのアルバムだが、前作が複数のメディアで年間ベスト・アルバムなどに選出されている彼だけに、その新作にかかる周囲の期待も高まっている。
「全く新しいことをやるのはちょっと怖ろしいことだけどね」とウェブサイトPedestrian.TVに語るパンダ・ベア。『パーソン・ピッチ』に比べると、新作ではあまりサンプリングを使用していないそうだ。「リズムはとてもベーシックなもので、生(なま)なところがあって、シンプルで、エレクトロニックなんだ。ライブ・サウンドではない。ギターも弾いたけれど、シーケンスを入れているのと同じものに通してある。かなりエレクトロニックなサウンドで、かなり声に比重が置かれている。ドラムとギターと歌のシンプルなアレンジメント。それぞれの曲には2つか3つの要素しか使われていない。良くも悪くも相当生々しい音だよ。トーンもずっと暗くて、僕にはちょっとドラマティックだったりロマンティックに聴こえる」
ソロとしてはめったにライブを行うことのないリスボン在住のパンダ・ベアだが、1月にはヨーロッパで3度の公演を行うことが発表されている。5月にはバルセロナで開催されるプリマヴェラ・サウンド・フェスティバルにも出演予定。
パンダ・ベア、新ソロ・アルバムを語る
2009.11.25 22:28